せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

あちらとこちらの事情

 遅い夕食を取っていたら、相方が珍しくN響アワーをつけるのでした。普段はNHKスペシャルを見ることが多い時間帯なんですが。あまり興味がある特集じゃないのかなーと思ったら、マーラーショスタコービッチだからだそうです。残念ながら思いつくのが遅かったんで、マーラーには間に合わなかったんですが。
 わたくしのクラシック知識は十人並みで(と自分では思ってるがもっと低かも)、概ねの有名なクラシックは押さえているつもりなんですが、実際には曲は知ってるけどタイトルと結びついてないものがあまりに多すぎ、と言ったところです。だから、これから書くことは相当たわごとと聞き流してくださいませ。
 ショスタコービッチが始まって真っ先に思ったのは、「うわー、Gロボの曲ってショスタコービッチにクリソツ!」ということでした。前々から相方には言われてはいたのだがな。
 クリソツと言っても、「宇宙からのメッセージ」で芥川某氏がやったほどのそのまま性はないのだけど、楽器の使い方とか刻み方とか、聞けば「ああ!」とバレバレになってしまう相似性がある。頭の中を走馬灯のようにサントラの曲が駆け巡り(音でも走馬灯って言うのか)、別にいやみではなくGロボの曲が聞きたくなってきました。ちなみに、Gロボのサントラは全部が同じ会社から出てないようで、初期に出たものは現在入手不能なのもあるらしい。
 クラシック分野だけじゃなく、アニメやドラマのBGMって極近に流行った映画音楽とかもろパクリなものが時々ある。(パクリって言うなあ、パロディとかオマージュとか言え、というご意見もあるでしょうが、裏事情など知らない人は素直に「あら、パクリ?」と思うもので)「さよなら銀河鉄道999」の出だしとか、やっぱ「スーパーマン?」って思うじゃないですか。こういうパクリって作曲家が意図的に・好きでやってると思いがちなんですが、確かNiftyのGロボの会議室で、プロデューサーさんなんかが「こんな感じの曲で」とクラシックや映画のテーマ曲を提示してくることもあるという話を聞いたように思います。で、そのままはマズいだろう、と少しずらして作るのだけど、リテイクがかかるごとに原曲ににじっていってしまうとか。作曲する側もスポンサーの意向は無碍にはできないでしょうからねえ。
 だから、これってあれ?ともろわかりの曲だからと言って、作曲者を「どうだか」と思うわけにはいかないのかな、と考えるようになりました。そのよく似た曲がきっかけになってクラシックも聞きますになれば、世界も広がっていいのではないかと。