せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

男同士だと違う

 同じ監禁事件でも、被害者が女性と男性では結末がかなり違ってくるものなんですね。
 と思わされた埼玉での男子大学生殺人事件の顛末です。王子様の監禁事件では、被害者の女の子はひたすら抵抗心を失って、逆襲どころか隙をついて逃げ出すのが精いっぱいだったけど(その後事件について触れられるようになるまでにもかなり時間を要している)、男だと事態はバイオレンスになって被害者が加害者に。この差はどこから来るんでしょう。プライド?男同士でも体格差はあるから、力に自信があってのことじゃないでしょうし。

 性犯罪というと、成人男性のほとんどは自分が被害者になる可能性を考えたりしないものでしょう。乱暴に言えば、いくらなんでも加害者にはなるめー?と思ったら、後は他人事です。父親だったら、子どもが被害者になるかもと不安になる人はいるでしょうけど。だから満員の公共交通機関の中や人気のない夜道で命やお金以外のものを盗られる恐怖をリアルに理解できないし、そのせいか対応に今ひとつ真摯さが見られない気がします。
 正直、あまり真剣みが足りないと感じるときは、男性の性犯罪者は全員男性にレイプされるという刑に処して欲しいと思ったりしますが、襲う側にも好みがあるでしょうから無理にお願いもできません。
 そんなわけでこういう事件はレアかもしれませんが、男性にとって性犯罪の被害者になることは全くの対岸の火事ではないってことで。年を取っても体格がどうでもリスクは発生するものらしいですよ。