せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

気まずい朝

 月曜の朝、新たな週に入って通勤のお供に積ん読になっていた本を鞄に突っ込んで出かけ、地下鉄の中でおもむろに開いたところ、いきなり冒頭からえろシーンだったときの気まずさをどうしたらいいのでしょうか…。
 こういうとき、周囲を気にしてとっさに本を閉じるなどの行為は返って人目を引きそうで、とりあえずてけとーにページを進めてみたりするのですが、たまーにそこにはもっと過激なシーンが繰り広げられたりして、顔から火が出そうになります。誰がのぞき込んでるわけでもないのに。自意識過剰でしょうか。
 私の読書傾向からすると滅多にこういうことは起こらないのですが、唯一危険なのがミステリ系。男女の感情のもつれ系とかちょっとハードボイルド系とかだとあり得る展開。(もっとヤバげな伝奇物なんかは端から通勤の友には選ばない。家でのみ読む)朝、時間があればざっと冒頭の流れを確認したりするけど、そんな余裕があることはまず滅多になく。
 そんなわけで今朝バッグに押し込んだ「葉桜の季節に君を想うということ」。まさに初手・一ページ目の1行目からアレでして、困ってしまいましたよ。この先もけっこうこういうシーンが出てくるのなら、通勤では読めないなあ。(そういう話ではないはずなんだが)ミステリの場合、後半謎解きが佳境に入るととても10分20分の電車の中で読む気にはなれないから、これは別の本にせいという神の声なのかもしれん。

 キヨスクの文庫棚にはグリーンなんちゃらとかのえろ文庫本がなぜか常備されてるものですが、アレを買う方々は乗り物の中で読んでらっしゃるのでしょうか?誰かに見られたら気まずくないのか?たかだかミステリのワンシーンで狼狽する私は、すんごい不思議でございます。