せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

セキュリティ的にどーなの?

 オフィスがいくつかの貸しテナントに別れている会社や支店のある会社ではおなじみと思われる社内メール便。総務がフロア分を取りまとめて宅配便で出す、という形式が基本でしょうが、私の今の職場は歩いて行ける距離にも別部署があって、そこ行きのメール便は人力です…。日に二回、派遣の男性が封筒をたんまり突っ込んだカバンを持って行き来しています。最初は何の対処もなくお気軽にカバンを持ち歩いていたのだけど、最近の情報漏洩絡みのあれこれを鑑み、突然「カギをつけよう」という話に。ファスナーにナンバー錠をつけ、中身を確認後担当が施錠、しているけど、布のバッグなんかその気になればナイフですぱーとやって終わりじゃないのか?その前に、そこまでしたくなるようなものは何も入っちゃいないが。
 この辺までは普通の話。その後に「?」な話が待っている。その、カバンに取り付けたナンバー錠、使い始めにお好みの番号が設定できる仕様になっている、のはいいが。開けるときに強く引っぱると設定したナンバーがずれてしまう!はーいー?ってことは、控えている番号に合わせてもカギが開かないということに!
 そんなカギってありなのーーー?
 と驚いている場合ではなく。開かないと中に入っているものが取り出せず(当然)、盗むほどの価値はないが総務経理的には今日中に処理必須とか発送必須な書類が入っていたりするわけで。どーするのっ、ペンチでぶちんかナイフでざっくりかして出すしかないの?
 みんなで顔を見合わせていたとき、そのメール便を運んできた派遣男子が「あのー」と控え目な一言。
「なんなら俺が開けますが」
 はーいー?開けるー?そんなに簡単にやれるもんなの?半信半疑の視線が集中しても本人悪びれることもなく「いや、こういうのは開きどころが感触でわかるんですよ。ほんとに」なんて言う。そこまで言うならと試しにやってもらったら。…開いた。ほんとーに開いたよ!しかも、さして時間もかからず。助かったけど。
 それでいいのかよ…>カギ。
 その後もナンバー錠はちょっとした衝撃でてんてんと番号を変え続け、そのたびに件のカギ師くんが活躍しています。(この件で、彼はすっかりカギ師と呼ばれる羽目に。私も本当の名前を知らない)
 そんなことするくらいなら、買い替えようよ>カギ。