せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

塩の力

 筑後の方にある里へ、義祖母(というのか?相方のおばあちゃんなのだけど)の49日で帰省しました。
 大往生だったので集まる面々に沈痛なという雰囲気はなく、仏事の折り目でという感じ。私たちも盆に里帰りをしていなかったんで、その代わりくらいの気持ちです。そのくらいの重みで集まるくらいが、義祖母としても望んでいた形じゃないかと思います。
 仏事、というか慶弔その他のちゃんとした行事に無知で、毎回ばたばたネットで調べ物をする自分は困ったもんですが…。幸い涼しくなってきたのと真っ黒な礼服でなくていいということで、着ていく服は新調しなくても何とかなってよかったなあと。

 ところで、と言いましょうか、先週我が家を停電という形で直撃しました台風、筑後の方ではさらに強風が吹き荒れたそうで(佐賀での最大風速が59mだったとか)、地元の親類筋は軒並み停電くらっていたそうです。しかも家よりさらに長時間で半日かそれ以上。八時間で根を上げていた私どもはあまりにも軟弱者でありました…。ただ、田舎は一軒家が多く、エレベーターや集合住宅の水タンク系の不便はないので、困り度を単純比較はできないとは思うんですが。
 筑後平野の田んぼを眺めているとなぎ倒されてるところが多く、今年の米はかなり被害を受けていそう。それより驚いたのは道路脇の街路樹で、葉が落ちるにはまだ早い、どころか早過ぎる時期なのに、どの木も葉が縮れて立ち枯れたようになっているのです。聞いてみると、どうも台風の風に海の塩水が交じって吹きつけたせいらしい。いわゆる塩害というやつなんだけど、ぐるっと周囲を見回して見える範囲に海があるような場所じゃないところでもそういう木が大量にあるのです。数キロ離れたところにも塩水が巻き上げられて届いていたのか…。恐るべし、台風の風。
 ああ、今年はGW以降日照不足でずっと野菜が高いのに…。今度は台風で値上がりしそうです。秋の果物も旬になっても安くはならないのだろうな。<果物好きだからちょーがっかり。