せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

恐るべし、アメリカのばあちゃん再び

 総合テレビでは年末にやっていたターシャ・テューダーの特番「ターシャからの贈りもの 〜魔法の時間のつくり方〜」がBShiに回ってきました。総合より15分ばかし長いようなんで、縦長い画面を承知で視聴。「喜びは創り出すもの」のときも「このばあさん、すげえ…」と思いましたが、今回さらにそれを思い知らされたというか。この人ってば絵本作家として大成したばかりでなく、人形作家としても一流らしいですよ! 実際、番組で紹介された人形の出来のすばらしいこと。着替えの洋服もお手製で、小道具に至るまで数もたっぷり。しかも凝ってる。一時は自宅に人を呼んで人形劇を見せていたこともあったそうで、このばあさん一人の中にどれだけの才能が潜んでいるのかと思うと恐ろしくなる。
 もちろんその成果はご本人の努力の賜物だし、絵本作家としても下積みと芽のでない時期があったうえでの成功なんだけど、努力しても物にならないことも多々ある世の中で、たゆまぬ努力がことごとく実を結んでいるというのは何かの魔法のような気もしてくる。なるほど、「ターシャ・テューダーの魔法」ではありますなー。
 画面越しに見るだけだから豊かなスローライフって気軽に思うけど、実際にあれをやるのはたいへん。ってーか、無理。と今回も思いました。年間手製のロウソクを千本(確か)作るですよ。ブランド物のあれやこれよりそっちの方が、今の世の中では遥かに贅沢なものじゃないすかねえ。