せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

どうやって読んだのか>自分

 たぶんネットのメイン世代は全く知らないであろうマンガ家、鈴原研一郎氏、死去
 という私も、この人の活躍時期を考えると世代的にはそんなに読んでるはずもないんだが、なぜか読んでるし知っているのだった。確かに幼稚園児の頃から「りぼん」読んでたマンガ早熟児だったけどねえ…。世代的には団塊世代がよく読んでた作家じゃないかと思われます。でないと、マンガの第一線からはとうに退いた人があっちの新聞こっちの新聞の訃報欄に取り上げられたりしないでしょう。記者の皆さんにはなじみ深い名前だったんじゃないかと。
 調べてみたらwikiにも単独の項目がないみたい。やっぱりもう過去の人だよなーと思ったら、ケータイで配信するコミックで読めるみたいです。しかも、訃報でも取り上げられていた代表作とおぼしき「レモンの年頃」(レモンのエイジと読む)がピックアップされてます。へー。誰が読むんだろう?

 今はすっかり少女マンガは女性作家が描くものになってしまったけど、昔は男性作家がけっこう多かった。松本零士も描いてたし。そして、そのころの少女マンガは夏になると反戦マンガを必ず掲載していたものだった。あの風習はいつ頃なくなったんだろう? イマドキ、「りぼん」や「ちゃお」や「なかよし」が八月号に東京大空襲だのひめゆり部隊だの広島・長崎への原爆投下だのを題材にしたマンガを載せるなんて考えられない。そんなことしたら、きっと読者の皆さんはドン引きするでしょうなあ。
 矢沢あい先生や新條まゆ先生などに、ぜひ描いていただきたい。と思ったり。
 とか言ってたら、一昨年前の「コミック・ファンタジア」(例のケータイコミックサイト)では、太平洋戦争ものが売れ筋だったそうです。その際に鈴原先生を大プッシュしている! 私には流行りを先読みする能力はまったく期待できないなあ…。
 いっそあの頃の泥臭いドラマが、若い人には新鮮なのかもしらん。

 鈴原研一郎氏がどんなマンガを描かれていたのか、こちらのサイトの半ばより下辺りに紹介されてます。主に戦争を題材にしたものを取り上げていて、今から40年くらい前? のマンガだけど、なかなかドラマチックな展開です。