せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

このひきょーもんがあぁ

 ふちょーで横たわっている私のところに相方がガチャピンを持って現れた。「今日、本屋で『ようじゅうまめしば』って本を見てなあ」。
 妖獣? どんなホラーやねん。もしかして、ギャグ?
 「いや、あやしいじゃなくておさない。おさないけだもの」
 「妖」じゃなくて「幼」? …「幼獣」?
 イメージつかめずハテナ飛ばす私の前に、ガチャピンに映されたamazonの書影がどーんと出た。

(映画文庫)幼獣マメシバ 上 (竹書房文庫)

幼獣マメシバ 下 (竹書房文庫)

 !!!!!!
 だめだろう、これはっ。ひきょー過ぎるっ。
 柴犬の子犬は、かわいくないわけがないだろっ。ズル過ぎるっ。
 「幼獣マメシバ」というのは、元はローカル局でやっていた連ドラらしい。30過ぎて家から半径300m? 3km? より遠くに出たことがないヒッキーの主人公が、父に突然死なれ母に家出され、母の置いていった生後二ヶ月の柴犬と共に家の外に初めて出なければならなくなる「中年版母をたずねて三千里」なストーリー(公式サイトによれば)。それが今度劇場版になるそうで、相方が本屋で見た文庫本は劇場版のノヴェライズ本↑だったのでした。<しかし、福岡では上映予定がない… orz。
 公式サイトがまた、とんでもなくひきょー。壁紙とか動画とか撮影現場の写真とか、これでもかとズルさが乱打されてる。
 それにしても「幼獣」ってすごいタイトルだ。子犬ってかわいいけど手間がかかりまくりで、一番かわいい時期が一番育児ノイローゼに悩まされる時期でもある。まさに「けだもの」。手に負えないっぷりと、しかしかわゆぅいぃいいっなビジュアルが同居してる感がすごいよく出てる字面。
 作る側も心得ていて、映画に伴い子犬の魅力満載のメイキングDVDなんてのまで作られているのであった。ひどい。罠満載。そして、私はその見え見えの罠の前で、またもや買うた止めた音頭を踊っているのだった。

『マメシバ・一郎』 from 「幼獣マメシバ」 [DVD]

 問題のDVD。これもまたひきょーすぎる。
 そして、足が長過ぎるのがちょっと難だな>柴犬。<すっかりコーギーバランスが基準になっている。