せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

そこまでせんといかんのか?

 めっきりNHKに依存したTV生活を送っている私なので、番組表はネットでちょくちょくチェックします。特にBSは流動的なカンジがあるので。
 で、見つけた春の新番組が「趣味悠々」の「中高年のためのケータイ講座」です。パソコン講座までは「ふーむ」だったんですが。NHK教育で勉強しなきゃいけないほどのものなのでしょうか>ケータイ。ボウリングやお香のかぎわけだって、勉強しなきゃ「いけない!」というものではありませんが。

 そういえば、今日のNHKニュースでメール依存症の若者(NHKらしい表現です)が増加傾向にある、という特集をやってました。よくある、オトナの若者文化懸念ものかって気もしましたが、「メールを送ってすぐ返事がこないと、『嫌われたのではないか?』と不安になる」「一日に来るメールの数が減ると、『私って友達にとっていらない人間なのかな』と落ち込む」という取材された子の言葉は、周囲でもときどき聞くんですよね。だから、これが進むと精神性の病になるというのは特殊な例ではない気がします。
 実際にメールに心を支配されて生活が立ち行かなくなってる人を診てるお医者さんは「最終的にはケータイを半年なり一年なり手放さないと完治しない」と言ってましたが、当の患者さんは恐ろしさのあまりとてもそんなことはできないようで。
 考えてみれば、五年位前までケータイのメールなんかなかったんですよね。それがこれほど浸透して、「ないと暮らせない」と思いつめる人まで出るようになるなんて想像できた人はほとんどいないでしょう。そういう、想像を絶する事態が与える影響に至ってはさらに想像の範囲外だろうから、今後いったいどうなっていくんだか。
 まー、案外十年後には「ケータイメール?そういうのもあったねえ」なんて言ってるかもしれないけど。というか、その可能性が大って気も。