せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

今期は鉄人で行きます

 お待ちかねの今川監督最新作「鉄人28号」が昨夜からスタート。週も序盤の火曜日だってのに夕食の後仮眠を取って、リアルタイムで見ましたよ。しかも今日、帰宅してからもう一回見てる。こんなん久しぶりです。楽しーい。
 開始直後からいきなり既視感。覆面のワルモノが逃げてくる先に黒い影。軽快に笑う少年の姿。影がぐわーっと盛り上がって、おお、あれは鉄人28号!って、この辺の見せ方、ジャイアントロボと同じやんけ。正太郎くんのコスチュームも大作くんと同じグレイのジャケットに赤いネクタイ、半ズボンだし(笑)。でも、ロボットヒーローものって、こういう「来た来た」感が楽しくないです?お約束の見せ方に「いよっ!」って言いたくなる。
 OPのカメラワークもスピード感を出しつつ鉄人の重量を感じさせるものでノリがいい。
 本編に入ると、ますます今川テイストが濃くなる一方。いきさつを説明しないまま、巨大な試作ロボットと姿を消す金田博士。傷心のまま引き上げる敷島博士。思いがけず生きていた金田博士の遺児と対面して悲痛な声を上げる敷島博士、その頭上にはかの試作機の手が。
 あーあー、見た見た!観。敷島博士ってば確かに呉学人っぽーい。で、事の真相は勿体つけて話さないの。金田博士の真意は、きっと最後まで引っ張るんだろうなー。でも、いいです。楽しみに種明かしを待ちます。できれば、「そんなの、遺言ちゃんと残しておけば、みんな悩まずに済んだやん!」というオチは止めて下さい。それ以外なら、割れそうで割れないまま終盤にもつれこんでOKです。
 美術的にもレトロムードがよく出てるような気がするし(さすがにリアルタイムで知ってるはずもない時代)、キャラクタの線が少なくて丸っこいデザインもいいです。いっそスチームパンクっぽい雰囲気?ロボット作れるけど、エアコンはまだという科学技術の進み具合、偏ってますね(笑)。
 残念ながら期待のロボットアクションシーンは冒頭のみだったけど、それはこれから堪能できるということで。
 キャラクタのラインが初期横山風なので、正太郎くん、どうかなーと思ってましたが、見てたらなんとなく萌えてきました(爆)。いけそうです。デザイン的には大作くんの方が好みだけどなー。
 半年はあるらしいので、毎週火曜の夜が待ち遠しいぃいー。