せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

横山光輝氏、死去

 ご自宅で火災が起きたニュースは知っていたし、重体だとも聞いてました。でも、そこまでひどい火傷だったとは。
 今年は「鉄人28号」がアニメ&実写映画化されて、もしかしたら横山光輝再評価の動きが出そうな年だったのに。
 私個人はあまりよい横山読者ではなく、まともに「読んだ」と言えるのは「バビル2世」のコミックスくらいという体たらく。それも、実はあんまり印象に残ってません。同世代かちょっと上の世代の男性に思い入れの強い人が多い作家じゃないでしょうか。あ、「三国志」があった。横山「三国志」がなかったら、わたくし、あの世界には全く無知なままでした。あれだけ長大な話だから、さばさばした横山タッチが初心者には入りやすかった気がします。
 マンガそのものには触れる機会は少なかったものの、アニメや特撮になった作品には子どものころから慣れ親しんできたので、亡くなられたことには少なからぬ感慨があります。
 ご冥福をお祈りします。

 マンガ家としての横山氏を悼む気持ちの外に、この記事を読んで思ったのは、高齢者だけの二世代が住んでいる家が本当に増えたんだということでした。横山家には横山氏の六十代の妹さんと八十代のお母さんが一緒に住んでおられたそうで、日ごろから安全面には不安を感じることがあったのではないかと。(里の両親も戸締りや火の始末に自信がなくなってきたともらすことがある)
 残念ながらこれからはこういう世帯が増える一方だろうから、各自の自衛努力だけでなく、行政サイドも何か手を打たないといけなくなりそうな気がする。