せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

棚に上がって

 私は自他ともに認めるがさつな、生物学的に言うとオンナなんだが、ついでに言うと、指向方向がフェミっぽいとこがあるらしいんだが、でも女性の立ち居振舞いには品があってしかるべき派だったりするのです。TPOをわきまえた、品性ある振る舞いができる女性こそ「美しい」と思います。勝手な話ですが。
 こないだ、新聞の投稿欄若い世代日を読んでいたら、「最近の女の子は制服のスカートをやたらと短くしている。それなのに、階段を上るときにスカートの裾を押さえたりする。見られたくないなら、ちゃんとスカートを長くするか、下にジャージでも履いてくれ。ただでも疑われやすいこっちは迷惑だ」といった内容の(かなり意訳)男子高校生の投書がありました。もっともな主張だと思います。
 品のある娘スキーからすると、昨今の惨状は目を覆わんばかりです。見た目はかわいらしく、スタイルもすらりとして「君、何着ても似合うだろう」みたいな娘さんでも、まず歩き方が男ですからねえ。脚の振り出しが平行。これって宝塚の男役の人が意識的にやる「男の歩き方」じゃなかったっけ?(参考資料:藤田和子「ライジング!」)それでもパンツなら見ない振りするけど、スカート、それもミニスカートでがしがし仁王歩きをされると、何かもが台無しになってしまいます。言葉遣いは言わずもがなの漢ぶりだから、友達としゃべりながら歩いてるときは、しぐさの「野郎」度も加わって目も当てられません。もはや品のいい娘は日本では絶滅危惧種です。
 まー、こういうのは本人だけが悪いんじゃないんでしょうが。ご家庭のしつけによるところが大きいから。
 というようなわたくし、「新宿二丁目のほがらかな人々。」の今回のテーマ、「ヤマトナデシコのことを考えた」は、最初「同志を得たり!」という気持ちで読み始めたものの、今は「すみませんー。すみませんー、立ち居振舞いに隙が多くて、だらしなくてすみませんー」と他人事ではない自分のアンチ・ヤマトナデシコっぷりを思い知らされ、懺悔する今日この頃です。
 「なでしこジャパン」って。若い層には、なでしこの意味がわからない人もいたんだろうなあ。