昔の方が好きだったけど
原因不明の頭痛でへろへろしながら(季節の変わり目にはありがちな頭痛持ちの私)、11時頃のそのそと起き出して「マンガ夜話」を見る。安彦さんの「虹色のトロツキー」が題材。ええっと。正直マンガに転向してからの安彦さんの絵はあまり好きではないし、著作もろくに読んだことはないのですけど。
でも、やっぱりうまいのはうまいんですよねえ。好みはあるだろうけど、絵のうまさは間違いない。制作に当たってはアシさんは置かずに、ご家族だけで対応されてるとか。このくらいの作業量なら人に頼むほどではないとおっしゃってるとか。すげー!まあ、画面全面に安彦テイストが横溢してるから、たとえ背景でも他の人がほいほいと代わりに書くってわけにもいかんでしょうが。
絵描きさんのマンガだから、話題ももっぱら絵中心。ストーリーテリングは今ひとつとか言われちゃうし。考えてみればファーストガンダム以降の安彦さんはアニメーターではなくマンガ家だったわけで、もはやマンガ家歴の方が長いくらいなのに、やっぱり絵で語られてしまうのね。
アニメーターとしての経歴で取り上げられるのが「ライディーン」と「ガンダム」になるのは仕方ないけど、「巨神ゴーグ」を入れてあげてもいいと思う。作品の出来はともかく、全編で安彦作画が堪能できるお腹いっぱいな一本なのだし。(歌が好きなのよー!OPとED)