せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

どっちもどっち

 ↓の記事のネタ元を探すのに新聞社サイトで検索かけたんだけど、なんちゅーか、こう。同性としても、今回のペさま来日騒ぎのすさまじさはついて行けない感はあったんだけど(ってーか、私は昔から芸能人を追っかけたいという欲求が著しく低い)、それに対する男性の冷めたを通り越した侮蔑的な感想もどーかなー?って気がしました。
 たとえば、11/27づけの「産経抄」。内容の出来はさておき、書き出しがいきなり「ヨン様来日の騒ぎには辟易(へきえき)だが」。書き手の器の小ささが初手から炸裂してて、後のお話の説得力が(仮にあったとしても)吹っ飛んでしまう。
 12/1づけの毎日新聞には「笑うのもほどほどに」というタイトルながら、ダンナの稼ぎを資金力に追っかけを楽しむおばさま方の行状をおもしろおかしくレポート。「ヨン様でカレーとおでんの日がつづき」と家でほったらかされる男たちの気持ちを上げておられますが、もしこれだけの情熱の消費先を「アナタ」自身が提供しろと、要はダンナご本人が追っかけをやる以上の充実感のある二人の関係を提供しろと言われたら、そっちの方が困るんじゃないの?って聞きたい。
 例のホテル前で十人の怪我人が出たときの朝日新聞の識者(ってどういうジャンルの?)コメントも「これで彼女たちも目が覚めるだろう」みたいな、「馬鹿なことしてるからだよ。けっ」的なものだった。
 なんだかんだ言ったって、未だ男性社会の日本企業は、韓国ドラマを輸入したり特集本出したりDVD出したり関連商品を山と並べたりして儲けてるわけでしょう?なんでこんなエラソが言えるのか、よくわからんよ。
 こういうときこそ泰然自若に構えて、男を上げた方がいいんじゃないかと。まだ自立年齢に達してないお子さんが迷惑被ってるとしたらちょっと問題ですが。