で、どうして人気があるの?
購買層がよく読めない「日経キャラクターズ!」を時折読むのですが。巻頭特集の「ガンダムSEED DISTINYを100倍楽しむ方法」は置いとくとして。(「張られた伏線すべて見せます」って書いてあったけど、この話に伏線を張ったり収集したりする技が使えるんですか?と疑問)
小特集の一つ、「女性がハマるボーイズラブ」の半端な取り上げ方が気になるなあ。タイトルからオープンに流行りだした周辺事情の分析とかあるのかなー?と期待して読んだんだけど、単にPS2版「学園ヘブン」が当たったあたりから市場が拡大された、コンシューマーで18禁シーンを抜いたが、そのソフトさが却ってよかったかも、みたいなざっくりした話しか載ってない。後は、ノベル、コミック、ゲーム各ジャンルの傾向別人気作の紹介くらい。
つまんねー。BLって、同性ですらアンテナのない人間にはそこまで入れ込む感覚がわからない謎の嗜好だから、商業的な切り口でいいからなにがしかの視点が出てくるのを期待したのにな。
今や月あたりの出版数がラノベを抜く勢いだそうで、マーケットとしては無視できないものがあるだろうけど(amazonでもコーナー確保済)、誰でも簡単に売れる商品が開発できそうにないジャンルでもあり。BLというかやをいというかの世界は、男性のロリーや百合ーな嗜好とも違う、ひねった欲求のような気がするんだよなあ。購買層は広がったもの、書き手は限られているらしいというのもそのせいでしょう、と。こういうものは同族の匂いがしないとそっぽ向かれるだろうから、器用な人を開拓してきてちょっと書かせるなんてのは無理っぽい。
しかし、何度見ても恋愛ファンタジーを堪能するのになぜ男×男って仕掛けを必要とするのか、よくわからんのう。