せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

なんとはない不安

 このところニュースや新聞で見ない日はないよ>ホリエモン。賛否両論のホリエモン手法、門外漢のわたくしはよくわからないまま遠ーいところから眺めてて、「硬直してたとこが変わるのはいいかもしれんが、あんましスマートなやり方じゃないような…」くらいのことを考える緩ーい緩ーいギャラリーでありました。
 でも、たまたま江川紹子さんの「『新聞・テレビを殺します』 〜ライブドアのメディア戦略」を読んで、あんまりゆるゆる考えてちゃいかんような気がしました。このインタビューを読んで思ったのは、ホリエモンの世界はものすごく均質な人たちで構成されてるんだなってこと。価値観や知識のレベルがほぼ同じ人だけがホリエモンワールドの住民なんじゃないかと。他はまあ、商売の時は意識する程度のごちゃっとした固まりなんじゃないかなあ。そんなの、ホリエモンにとっては無意味な愚民かもしれないけど、愚民には愚民の意志や生活があるのです。
 人気だけを尺度にして情報の流通を操作するって聞くと、なんとなく怖くなる。良識とが道徳とか倫理とかってフィルタはいらんのでしょうか?人気があれば、死体モロな写真でも毒物の扱い方でも載せちゃうんでしょうか?道徳や倫理なんて思いこみですか?たいした意味はないですか?でも、ネットってどんどん子どもも入ってきてるのに。ネットに流通する全ての情報に関して、親が常にフィルタになれってことでしょうか?
 誰もが自分で情報の価値を取捨して、その結果を受け止められるってわけじゃない。知識にも得意不得意あるし。
 ホリエモンをメディアの送り手にしちゃっていいの?とぼやーっとした不安に駆られました。こんな風に受け取られるのも、ホリエモンに言わせれば江川さんの情報操作のせいって話になるのかもしらんが。

 建前って、今はマイナスのイメージが強いかもしれないけど、必要なときもあると思う。大人のやせ我慢みたいなのをやらなきゃいけないときもあると思う。