せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

青春のあははうふふ

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 家にいると気持ちが引きこもってしまいそうだったので、ちょうど妹に誘われていたこともあり、西の方にできたドッグランに行ってみる。天気は雲はあるものの晴天。紫外線指数が高そう。ドッグランのある公園が近づいてくると、やたらと犬の姿が目につく。犬好きの気のせいかと思ったけど、駐車場からあふれた車からぼろぼろこぼれるように犬を出す人がいて、ほんとに犬が多いんだとわかった。妹のなっとさん、改めあやちさんが「これ全部ドッグランに入ったら、みっしりになるよ」と言う。イモの子ならぬ犬の子を洗う状態?
 来た犬全部がドッグラン目当てというわけじゃないようで、さすがにそんなことはなく。ドッグランはリードなしで犬を放してもいい区画、ってやつなので、他の犬とうまくやれない子、気の荒い子、ケンカしがちな子は向いてない。アインはどうかと聞かれると、そんなに社交的でもうまくやれる子でもないけど、吠えられることはあっても吠えることはないヘタレ犬だから、人様に迷惑をかける心配だけはない。
 放してみると、気性の穏やかそうな犬の後をついて回ってはご機嫌伺いをして、相手にしてもらえずとぼとぼ戻ってくる。ケンカ売りまくりでも飼い主としては心配だけど、遊んでくれる相手が見つからないのも不憫だ。
 あやちさんは黒いポメラニアン影丸を連れて行ったのだけど(烈のアニキは最近あまり社交的ではないので留守番)、彼はまだ遊んでビームを振りまけるようで、ドッグラン内を遊んでくれる子(もしくははあはあできる娘さん?)を探して楽しげに駆け回っていた。


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 しかし後半、影丸とアインの運命は逆転する。
 後からやって来た真っ白いペキニーズ(?)と黒いシーズー。黒シーズー影丸をいたく気に入り、ホーミングミサイルのように追い回した。だが、残念なことに黒シーズーはオス。影丸にはゲイの趣味はないのでひたすら逃げまくる。追うシーズー。飼い主の人が捕まえてなだめても、放せばすぐに影丸のところに飛んでいくから処置なし。帰るころには、影丸の目はかなりうつろでイった状態になっていた。
 一方、同じころ来た若いコーギーの娘さんは何をトチ狂ったのかアインをお気に召したようで、向こうから積極的にアインにアプローチしてきた。アインもまんざらではないようで、彼にしては活動的に娘さんの相手をする。娘さん、アインに踏み踏みとのっかかってきたり、ぐるぐる追いかけっこになったりして、見た目はかなり「波打ち際を走る若いカップル」あははうふふな感じ。
 これだけなら「まー、ほほえましーことー」などど不抜けた感想を抱きつつ、犬の様子を見てるバカ飼い主になってられたのですが。コギ子さんのちょっと後に現れた黒いラブラドールレトリーバー。彼はなぜだかコギ子さんに一目惚れ(?)。アインとあははうふふな時間を過ごすコギ子さんに「僕とも遊びましょう」とちょっかいをかけ、すげなくされる。めげないラブ。無視するコギ子。間に挟まれ、テンションが下がり気味のアイン。
 ついにコギ子、「気持ちよく遊んでいる私の邪魔をしないでよっ!」。ガウルルルーとラブを威嚇し始めた。ラブはいったんは引き下がるものの、しばらくするとまたコギ子さんに「遊びましょう」と寄っていく。コギ子、無視のままアインと遊びまくる。
 珍しくモテるアインの姿はバカ飼い主としてはうれしいものだが、あまりにもラブあわれ。ラブの飼い主の方は「毎回違う女の子にご執心なんだよなあ」とあきらめモードです。
 結局アイン&コギ子さんのカップルに割り込もうとする黒ラブという構図は、コギ子さんがお帰りになるまで続いたのでした。去っていくコギ子さんを最後まで追う黒ラブ。それに引き替え、「僕もう電池切れです」とうつろなエヘ顔を浮かべてぼーっとしているアイン。お前、も少し愛想よくしてくれよ、頼むよ、と身の置き場の困るバカ飼い主でありました。