せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

ぼんやり東京三日間初日(1)

 とて。二か月ほど前にJALのバーゲンフェアにて入手しました東京行きチケットを握りしめ、明日の濃いイベントに参加するために上京の旅です。福岡と東京の最高気温の温度差は5度。何着て行けちゅーねんって気分です。なるべく重ね着できるよう、服をセレクト。朝夕は福岡もそこそこ寒いから、多少厚着してても目立つまい。こないだ食べ損なった朝マックのホットケーキセットにありついて、空港へ向かいます。
 到着した羽田は寒かったですよ。これで五月かい!と言いたくなるくらい。モノレールと迷って、結局荷物の重さに負け、バスでお台場へ。バスの停留所では北海道から来られたおばあさまと待ち時間の立ち話をしたのですが、「東京ってこんなに寒いのですねえ」と驚いておられました。「いえ、今年は異常なんです」と九州から来た私が答えるのもどうかですが。
 お台場に行くのは日本科学未来館詣でのためです。このところ上京するたびに日本科学未来館に行ってまして、もう三回目ですよ。今回は恋愛物語展を見るのが目的だけど、常設展示をだらだら眺めるのも結構好きなのです。しんかい6500の実物大模型をしみじみ眺めたり、あちこちでやってる実験を覗いたり。土曜日ということもあって、お子さまや親子連れがたくさん来てて、展示物や実験を前に「へー」とか「ふーん」とか言ってるのを見ると「科学への好奇心はまだまだ死なない(涙)」などと古SF者は感慨深くなってしまいます。「本日のお勧め 超電導浮遊実験」とか書いてある張り紙が出てたりするのですよ!なんてスバラな場所なんでしょう。うっとり。
 残念ながらメガスターは遅い回しかやってなかったので、二回めはならず。一応整理券発行所に行ってみたら、おじいさんおばあさんの団体さんがチケット取りに来てまして、引率の方が「今なら×億個の星が見られるプラネタリウムのチケットが全員分取れますから」などとおっしゃってます。うーむ。どちらからお見えなのだろう。地元の空ではもう何億の星は見えないのでしょうか。
 目的の恋愛物語展はやはし科学視点なので、雌雄同体のカタツムリの話とか(カタツムリって殻の巻きが二種類あって、向きが違うとつがえないですって。初めて知りました)、もともと雌雄一体だった生物が何のために別れたのかとか、違う個体から精子卵子が結合して遺伝子を作り出す意義とか、甘くない感じの内容。でも、できるだけやさしげにちょっとおしゃれっぽく展示してあるのがミソ。いかにもカップルな二人連れが肩寄せあって展示見てたのがちょっと意外でした<失礼です。