せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

昔から好きだった

 後出しじゃんけんのようでこんなことを言うのはいやだけど。でも、家のカレンダーには新聞から切り取ったただの白黒の写真がもう何年もクリップで挟んである。カレンダーが変わっても、代々付け替えてきた。どう見ても笑っているとしか解釈できないえへえへえへ顔のレッサーパンダのアップの写真を。
 ここ数日、レッサーパンダは突然大人気である。今までの「パンダ言うてもニセパンダ」みたいなエセもん扱いしてきたことは皆すっかり忘れたかのようである。それは言い過ぎとしても、本家のパンダに比べるとあまりに軽んじられていたのに、いきなりこの大騒ぎ。「レッサーパンダは、あれはあれでパンダとは違うかわいさがあるのだ」と主張してきた私は内心くやしい。
 立つからいいのか?立たなかったらただのニセパンダなのか?(ニセも何も、大熊猫とは何の縁もない)真っ黒い腹を皆さまにお見せすることは、それほどまでに重要なことなのか?(いや、あれほどまでに真っ黒だったとは知らなかったけど)
 世界に一つだけの花。パンダになんかならなくていい。立てなくたってかまわない。レッサーパンダレッサーパンダのままで十分かわいくて愛すべきやつじゃないか。

 と、デイリーポータルZでレッサーパンダを取り上げた記事「ひょっとしてレッサーパンダはみんな立つのか?」を読みながら思う。⋯ひなびた動物園の方が似合ってるっぽいのが切ない。
 ちなみに大熊猫も好きです。<節操ない。