せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

恒例の忘年会

 日暮とともに急激に寒くなったクリスマスイブの夜、ぼちぼちと歩いて先輩宅の忘年会に出かけました。聖なる夜の前日にこゆい集まり、アレ仲間の忘年会に参加するためです。生涯消えぬ業の深さを噛みしめる夜です。
 みんなでうだうだ話す内容は例によって例のごとくで、特に目新しく記すこともなく。最近読んだ本・最近見た映画などなどの話を延々やったり、大画面でバーチャファイターグランツーリスモやるメンバーがいたり、意外とふつーに仕事のグチを語り合ったり。その変わらぬぐだぐだ感のために集まってるんだから、これはこれでよいのだ。
 今日のもう一つの目的は「惑星大怪獣ネガドン」のDVDとホームスターを見せて貰うこと。福岡では「ネガドン」なんか絶対劇場ではやらないでしょうから、この機に見ておかねば。
 「ネガドン」はなんてーか。「俺はこういう怪獣映画が好きなのっ。こうでなくちゃなのっ」という制作者の心の叫びが20分間画面からあふれ出てる作品。主に東宝の古い特撮映画に平成ガメラブレンドされたテイストは、私も「そうそう、怪獣映画ってこういう雰囲気よね」とうなずきながら見てしまいました。時間と才能を割けば、個人が一人でこれだけのクオリティのものを作れてしまう時代になったとは。
 ちょうど「スカイキャプテン」を見たときの感覚に似てる。レトロ作品に対するオマージュ感の強い作風とか。あれも元は監督が兄を協力者に一人パソコンで作ったパイロットフィルムが原型だったし。
 ただ、このままだと元ネタを知ってる人にしか受けない同人誌っぽい商品に終わってしまうから、二作目三作目が勝負だろうなあ。リスペクトっちゅーか、オマージュっちゅーかな部分を除いたら何が残るか、「作り続ける」とすればそこを問われてくるんでしょうね。いずれにせよ今後が気になる作家さんです。
 ホームスターは、さすが「大人の科学」おまけとは比べものにならない投影画像の鮮明さ。あまりに星が細かいから、目が慣れてこないと全体が見えないくらい。天の川がもわーっと広がってみえる。(ベタの帯ではなく点の集合体として)ぼーっと眺めながら寝られたら気持ちよさそう。
 でも、これを見て逆に2,000円のおまけのプラネタリウムもよくできてるなーと再確認しました。あの価格であの質はよくやった!ではないかと。ええ買い物やった。

 お手持ち菓子に、ひたすら自分が食べたいばっかりでロシア料理トロイカのチーズケーキを買っていきました。ベイクドでどーんと重さがあるけど、酸味の少ないすっきりした甘みで15cmホールを一度に1/4食べても全然平気なおいしさ。お店のサイトで通販受付してるけど、問題は福岡から買うとクール便で送料が千円かかってしまうのです。2,750円のケーキ+千円の送料はちょっと苦しい。
 それが岩田屋で直販してくれて、上乗せ額も200円くらいとなれば買うしか!食べるしか!!たとえ一日限定50個のハードルがあるとしても。
 人の家にお土産として持って行きながら、がっちり一切れ食う私。う、うまーい(涙)。この秋からのチーズケーキ放浪に終止符を打って貰った気分です。夕方買いに行ってもちゃんと残っていたのは、クリスマスケーキとしては地味な見た目もあるだろうけど、私の執念にサンタが応えてくれたのではないかと。勝手に思います。サイフに余裕があれば、自宅用にもうワンホール買いたかった…。

 夜中の三時くらいまでユルーい時間を過ごして忘年会はお開きに。いつもお世話になるmarumasaさん、夜中に家まで送ってくれたYさん、どうもありがとうです。来年もみんなで楽しくただれた時間を過ごしましょう。