せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

リアルだとこうなる

 今朝の朝刊でやぁな記事を読みました。
 去年、福岡市内で空港勤務の女性が通勤途中の公園で殺されるという事件がありました。早朝の出来事とはいえ、人気のない場所を通って通勤している人も少なくないわけで、地元民としては何となく不気味な気分にさせられたものです。
 その後捕まった犯人は、なんと県下で他に二人の女性を手にかけており、しかも車の中には女物の下着があったりして、殺人ではないにしても余罪がありそう…という女性にはあまり気持ちのよくない展開に。しかもこやつ、借金してるからカネはもちろん欲しかったようだけど、何より端から暴行目的で包丁まで持ってたというのが…。捕まった後とはいえ、こういう人が県内をうろついていたのかと思うと、いい気持ちはしないという人は多かったのです。

 その事件の公判で犯人のあまりの態度に裁判長が異例の説教をしたと言う記事が、問題のいやぁな記事。朝日では見つけられなかったので別記事をリンクしておりますが、ニュースページはよく削除されるので内容を一部転記しておきます。


公判で鈴木被告は取り調べに対する不満を述べることに終始。これを受け、谷裁判長は遺族が毎回傍聴に訪れていることを挙げながら「遺族は君の反省の言葉を望んでいる。君が殺したんだよ。遺族は『到底許せない』との気持ちを深めたと思わないか」と顔を紅潮させて語り続けた。

 被告は時折「その通りです」とうなだれた。

 鈴木被告は捜査段階で「若い人に自分のしたことを話し、命の大切さを訴えたい。自分から死刑を求める勇気はない」などと述べていたが、この日の公判で検察官は「3人を殺して無期懲役になるのは虫が良すぎる。今から(死刑を)覚悟しておいた方がいい。こんな事件を社会は許さない」と語った。


 …本当に虫のいい話です。複数人、しかも面識のない人を自分の都合で殺しておいて「死刑になりたくない」ですとぉ?
 googleのキャッシュなのでいつまであるかわかりませんが、初公判のときのやりとりを記した記事を見つけました。これがまた腹立たしい内容です。
 人が犯罪を犯すにはいろいろ事情がありますし、私自身真っ白な手を持ってる訳じゃありませんが、こやつはちょっとどうかと。きっと「控訴する」とか言い出すんでしょうが、こやつの性根が入れ替わらない限りはそれを傍聴するであろう遺族の心は踏みにじられ続けるのではないでしょうか。やりきれん…。


 現実に起きた軽々しく扱うべきではない事件をこういう引き合いに出すのは許されないでしょうが、すっかり脳を汚染されている私は「この犯人の思考回路、ヲチ最中のアレの主人公みたいだ…」と速攻思ってしまいましたよ。腐っててすみません。
 罪の意識のなさっぷり、社会という物への視野のなさすぎ。こういう感覚の人はどうしたって悪役にしか見えないんですが…。