せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

青森県労連の人が黄金伝説にチャレンジ中<うそ

 私がやったバイトで一番時給が低かったのは一時間360円だったかな…。あの時代であっても異様に低く、一ヶ月の試用期間だからという説明があっても納得できませんでした。当然続けませんでしたが。
 学生の場合は最低の生活は仕送りでなんとか保証されるでしょうからいいとして(よくないとおっしゃる方もいるでしょうが)、社会人としては最低限「喰う寝る」は保証される賃金は欲しいもの。無限になんて言わないけど、「遊ぶ」も少しはないと働くモチベーションが上がりません。「人間らしい生活」ってものを考えたとき「喰う寝る、ちょっとは遊ぶ」が維持されるというのをイメージしたんですが、今の日本でこれに必要な一ヶ月の収入ってどのくらいあればいいんだろう?「ちょっとは遊ぶ」のボリュームによりけりなのはわかってるけど。
 なんて考えたのは、「人は時給608円で生きられるか 県労連4人が“実験”」という記事を読んだから。青森の最低賃金が現状608円だそうで、日本中でもちょー低レベル。最低賃金の引き上げを目指す県労連は、そんなんじゃ人として暮らしていけないでしょ?ということを実証するために組合員に実際にこの時給から算出される手取り額で生活してもらうという実験をしてみたのだそうだ。
 やってみたことそのものは悪くはないと思う。でも、この記事から読み取るかぎりでは、この方々は額面から逆算して各費目にどれくらい割り振れるかってことを最初に考えたりしてないみたい。ものすごく特殊な状況とはいえ、黄金伝説で一ヶ月を××円でしのぐって企画をやってたりする。あれに出てる人たちはそのためだけに一日を使い切れるわけだから、日々の生活はそのまま続けなきゃいけない身にはマネできないやり方ではあるけど、まず予算をどう計画的に使っていくか?という参考にはなるはず。そういう目から見ると、県労連の皆さんのお金の使い方はちょっと無計画すぎなんじゃないかって気が。
 趣旨は「この収入では生活していけないっ」てことの実証だから破綻すればするほどいいんでしょうが、ほんとにびんぼーな人はそれなりの工夫はしてる。それをやってもこのくらいつらいって主張でないと、説得力に欠けるって突っ込まれそう。
 冷や麦と水ばっかりって食事はつらいし体に良くないけど、調べて工夫すればばっかりでない食生活はできると思うんだよね。冷や麦だけじゃなくラーメンも加えるとか、麦茶を作ってみるとか。それでも身体に良くないのにかわりはないが。