せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

未完風だからこそ

 このニュース、最初は「ガセだろ?」と思った方が多かったようです。もしくはネタ? TV放送から十周年記念(?)でエヴァンゲリオンを新解釈で映画化するんだって。いやー、まー…。てゆーか、まだ集客できると判断した企画屋さん、すごい。というか、肝太い(笑)。去年の「Zガンダム」のリメイク映画が興行的に成功したからか?
 トミノは未だに大人げなくて(少しは丸くなったけど)、「Z」はその大人げない姿勢そのままで映画化してたからあれはあれでやっていいのではないかと思えましたが、エヴァの場合は。むー。
 今度は難解風を装って謎を振りまき煙に巻くことはなく、わかりやすくエンタメな結末を迎えるんですって。
 …そんなエヴァンゲリオン、おもしろいのかなあ? あれは見ながらそれぞれがない頭絞っていろいろ考えてたから、それぞれが自分の中に残る物を抱えられたのだし、それが消化不良のフラストレーションだったとしても、だからこそなーんとなく記憶に引っ掛かるものとして残り続けたんじゃないだろうか? 作り手側の迷いとか割りきれなさとか(時間のなさとか(笑)、葛藤丸ごと不格好にどーんと作品の中に入ってる無様さも含め、後1990年代半ばの空気感も含めて「エヴァンゲリオン」だったと私は思ってるんで、オトナになった製作サイドに今振り返るとあのころは大人げなかったですね、みたいな結末を差し出されてもなんだかなあ…って気がします。
 庵野さんも製作に関与するそうなので(総監督? どのくらいのポジションになるんだろう?)、実作者が自作を振り返るってどんな感じなんだろうね? という興味で見てはしまいそうなんだけど。<結局見るんじゃん!