せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

無謀者のお茶会

 東京から帰省してきたMさんらとお昼ご飯を食べに天神へ出かけました。
 もちろん、台風が来ることは知ってます。とゆーか、今週の頭くらいから「このままだとバッティングしそうだな…」と天気予報を注視していたのです。はっきり言って出かけるのはいかがなものか?な状況でしたが、他の日にずらすということもできないし、今はケータイなどで状況を見ながら早じまいという判断もできることだし、と見切り発車で計画実行してしまったのです。
 それでもさすがに交通路線から遠ざかる大名のカフェで待ち合わせは止めることにしました。くー、行きたかったのに。
 天神の地下鉄駅でMさん、Kさんと合流。こんな日に出かけてくる馬鹿者はそうそうおるまいと思ってましたが、どうして連休中日ということもあってかなかなかの人出です。取りあえず昼ご飯を、と地下街から入れるビルの喫茶店で食事。地下で外の様子は見えないし、奥の席でお客の流れもわからないしで、いつの間にか台風のことなど忘れ普段と変わらぬ無駄話モードに突入してました。しかし、ふと気づくと店内に他の客の姿はなく、突然ウエイトレスさんが卓上のレシートをわしづかんでいかれ、「もしや?」と外の様子をうかがうと警備員っぽいおじさんたちが連れ立って歩いて行く姿が。あわてて外に出ると、どうも全館休業の決定が出た模様です。そうならそうと言ってくだされば私どももちゃんと店を出るのに、無言でわしっとレシート掴んで行かなくても…>ウエイトレスさん。
 店を出てみると、なんと地下街もすでに全域休みに突入していました。休日の昼間にシャッター締め切った地下街なんて初めて見た。ここでさくっとあきらめて早めに帰ればよいものを、「コーヒーくらい飲みたいよね」という謎の動機によりまだ開いてる店を求めてさまようことに。同じようにあきらめきれない人々の流れに乗ってたどり着いたのは西鉄のビルの地下にあるフードコート。ここのクレープ屋に腰を落ち着けて、まただらだらとしゃべっていたら、店内の人口がじりじりと増え始める。黒スーツとかドレスっぽいワンピースの人も増え始める。どうも今日は結婚式が多かったみたいで、引き出物の大きな袋を持った人に帰りの地下鉄でもあったのでした。きっと二次会が流れて、それでもちょっとお茶くらいという人たちがさまよっていたのだろうな。しかし、ほんとに雨降って地固まるとしか祝辞の伸べようのない日で、どうしようもないこととはいえたいへんなお日柄でした。
 三時くらいになって天気予報サイトの台風の現在地を見て、さすがに「やばいよねー?」とお開きに。地下鉄にはまだ結構人が乗っていたし、地上に出た瞬間は「なんだ、まだこの程度かー」な風だったけど、家に向かって歩いているうちに時折傘がへし折れそうな突風が吹き始め、あの時点でお開きにしたのは正解だったなあと思ったのでした。
 この罰当たり宴会のしっぺ返しが夜にやって来るなどとは知りもせず。