せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

欲をかいては

 クラフト熱の高まりを多少なりとも散らそうと、取りあえず材料が手元になくはないビーズステッチをやってみることにする。するが、いままでやったことがないのでこないだ見たTV以上の知識がない。本もない。ので、まずは何か一冊本を揃えようと、なぜか本屋ではなくユザワヤへ行った。そろそろ開店時に作った会員カードの期限が切れるので、その前に買っておきたいものを揃えておこうというのが一つと、福岡は比較的大型書店が多いから手芸の専門書も店頭にそこそこ並んでるけど、専門店は品ぞろえを単科に集中できるからめずらしいのが見つからないかなあ、という期待があって。
 で、結局よさげなものを一冊見つけた、はいいが。
 私はつまらぬ欲を出しました。実は手元に図書券が何枚か。(余談ですが、もう世間には図書カードしか売ってないのですよね)この年代物をこの機会に使ってしまいたいなあと思いついて、書名と出版社だけ憶えて紀伊国屋へ。しかし。
 こういうときってなぜか目当ての本は見つからないもの。紀伊国屋は手芸本はいまいちなのよねー。と自分に言い聞かせ、本命のジュンク堂へ行ってみる。ジュンク堂は広いだけあって、専門関係の棚がでかいのだ。うっかり他に欲しいものを見つけそうで、怖くてなかなか行けないくらい。なのに…。ここにもない。しょーがねえなあ、とヤケ気味に丸善を覗いてみたが、やっぱりないのであった…。
 なんですか? 私に図書券を使わせたくないと、ちゃんと現金払って買いなさいと。そういうことですか?
 あきらめて別の本を買えばいいんだけど、いったん「これがいいな」と刷り込まれてしまうと、「あの本のあのレシピをやってみたかったんだよぉお」みたいなへんなこだわりが出来ていかん。そして、本以外の買い物もしなきゃならなかった私はこの時点ですっかり歩くのがいやんになってしまっていたのだった。
 ユザワヤ、なぜ北天神にあるんだ…。
 中途半端な欲求不満を解消せぬまま、家路につきました。いちおー、家の近所にも書店あるし! もしかしたら、そこに売ってるかもしれないじゃん!<欺瞞。