せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

巡り合わせか…

鉄子の旅 (1)
 昨日四巻までGETした「鉄子の旅」。このところすっかりアニメに疎くなってて知らなかったんですが。
 …来年アニメ化、ですってね!
 何の巡り合わせかよ?
 てゆーか、どの辺の視聴者層を想定したアニメ化なんだろう。やっぱテツ?
 このマンガはマニアックなテーマを持った鉄道旅そのものよりも、周囲がまったく目に入らない盲愛のテツの横見さんとテツ分がないマンガ家の菊池さんの不協和音ぶり、それを取りなすテツ分ありなしの編集さんたち、不平たらたらに参加した旅の合間にちょこっと(あくまでちょこっと)感じ取る旅の醍醐味、というテツ分の低いところが見どころかなあと思う。(だから菊池さんと同様、テツ分の低い私でもおもしろく読んだし、テツな彼とかダンナ持ちの女性の支持も得た)でも、そういう部分をイヤミでなく「おもしろい読み物」として読ませるのは、実は結構むずかしいんじゃないかと思う。毒っけが全然ないんじゃおもしろさ半減だし、そのさじ加減というか。
 あと、テーマ曲が「SUPER BELL"Z」ってのがなんともはや(笑)。
 いろんな意味でどうなることか。…まあ、福岡じゃやんないだろうけど。<スネ気味。

 四冊揃ったところで相方が読みたいというので貸したところ、「これって読んでてイタくならなかった?」と聞かれる。「いやー、別に。楽しく読んだよ」と答えると、「そうか…。この横見さんって方向がテツなだけで、行動とか視野とか似たのが周囲にいると思わない? そういうとこがイタくてイタくて、読んでてつらかったよ…」とのこと。言われてみれば、ヲというものは大なり小なり横見さん的なところがあると思うが、私はそんなに自分に引き寄せては感じなかったんだよなあ。同性は感じ方が違うのかしら。