せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

短絡的なわたくし

 先週に続き「プロフェッショナル」を見てしまいました。世界の小沢を継ぐと言われているという指揮者、大野和士氏を取り上げていたもので。ほれ、なんちゅーの? のだめのおかげでにわか音楽趣味というか、指揮者の仕事に興味がわいてしまうわけです。
 もともとのだめをおもしろいなあと思ったのは、クラシック音痴にはどんな仕事かさっぱりわからなかった指揮者の仕事、特に表舞台にいないときに何をしているかを見せてくれたから。演奏者は楽器持って音出してますから何をしてるかわかりやすいし、うまい下手も素人にもなんとなくわかります。が、指揮棒振ってる人のうまい下手とか違いとかはよくわからんかったのです。楽器の練習は見てすぐわかるものだけど、指揮者の練習(?)って何してるんだろ? って感じで。それが千秋の楽譜の読み込みや各曲のどこに留意するかを考える姿を見て、ああ、こういうことをする人なのかー、ぽん(膝を打つ)と初めて雰囲気ながらわかりました。
 で、このにわか知識を元に実際に世界で活躍する指揮者の方を見てみたいなあと興味本位に「プロフェッショナル」にチャンネルを合わせたわけですが、25才でドイツに渡り28才でコンクール受賞を経由して指揮者デビューという氏のプロフィールでストレートに千秋を想起する私はなんて単純なやつなのであろうかと。というか、ヨーロッパで指揮者としてやっていくとなると、ああいう段取り(?)を踏むのがオーソドックスな流れなのかなあ。
 しかし、一度の失敗で指揮者の地位を失うこともあるなんて、シビアな世界です。それでも守りに入らずオケに対して責任を取りつつ自分の指揮を極めていくなんて、すごいどころじゃありません。こういう人たちを「プロフェッショナル」と呼ぶなら、私は永遠に素人で終るのは約束されたも同然です。かけらの努力もしてないんだから当然っちゃ当然だけど。