せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

サンケイどうなの?

 先日ジュンク堂に行ったら、ズン爺が新刊を出したので週末にサイン会をやりますというポスターが貼ってありました。む、この週末は天神には出まい、と即座に思う心の狭いわたくし。
 しかし、ズン爺の新刊というと、産経新聞に連載していた「あじさい日記」とかいうやつでしょうか。あれ、連載終ったんだ、へええーと思い(愛ルケで疲れ果てたので、ヲチもせず)、ちょいとネットを検索してみたところ、終ったというかびみょーに打ち切りくさいですね。というか、サンケイが自前で運営していたブログがものすごいことに。会員登録しないとコメント書けないブログのコメ欄が炎上と言っていい罵倒の嵐になってますよ。
 愛ルケ連載中のにっけいさんのブログの状態を見ればこうなることはわかりきっておったろうに。曲がりなりにもメディア界の人が連載作家の前作の状態をなんのリサーチもしてないってことはないでしょう、と思いたいが、新聞ギョーカイの人はネットを格下に見ているというからちょっとわからない。
 あれですかねー、個人のサイトだからああなったのであって、おひざ元でならきっちりコントロールもできるだろうし、うまく盛り上げて話題のネタ元として活用したれ、とでも思ってたんですかねー? しかし最初の方こそ好意的なコメントが見られたものの(最初の数日だけ読んでみた)、終りの方は設置した側は半放置・コメント欄は怒りの洪水という大惨事になってて公式としてかなり見苦しい感じ。途中、ブログ担当者の上司がコメント欄に降臨したものの、「彼女(担当記者)は彼女なりに頑張ったので、心情は汲んでほしい。連載小説は何年も前から交渉して決まるので、今回の作は自分が押したものではなく残念な結果になったが、次回作は自分も胸を張って押せる方の作品なので期待してほしい」みたいなことを書いたのが逆効果で、燃料投下状態に。お金出してるお客さんに内部事情を汲んでくれ、この作品は自分の責任下にないからこんなもんで勘弁してね、なんて言ったら、そりゃーお客怒るに決まってます。新聞記者などという方は対面販売に馴れていないので、お客様の扱いがヘタな模様です。
 もはやズン爺の作品がどーにもならないのはめずらしくもないことなので、特に言うこともないけど、産経さんの危機管理の甘さにはちょっと呆れました。こんなブログなんて実際に目にする人は少ないと高を括ってるのかもしれないけど、うっかり見ちゃったら「サンケイどーよ?」という気分になるし、おなごの口コミパワーは時として侮りがたいもんなんですが。実際のところ、「あじさい日記」に物申したいというただそれだけのために会員登録したという人もいたようだから、その裏にいたヲチ人口はかなりのもんだったでしょう。
 それにしても、出版界とか活字メディアの人々はなぜこんなにもズン爺に甘いのだろうか。何か弱みでも握られているのか?