せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

もはや車で女は釣れない?

 ニュースや新聞で車が売れないと聴くようになったのは、何年前からのことでしょうか。
 特に若い人に売れない。売れないって言い出す前は、男でも抵抗なく軽自動車を買うようになったと言われていたような。男はやっぱり見栄えのいい、見るからにかっこいい車に乗りたいものであって、軽自動車なんて実用本意・女性向きっぽいデザイン多めの車は選べない(気持ち的に)ものだというのが業界的な一般認識だったんでしょう。そういえば、家族ができてワゴンとか積載量重視の車しか選べなくなった男友達はちょっと寂しそうだった。それが別に乗れればいいしー的流れになってきたのが、長年車を売ってきた側にはものすごく意外だった模様。
 とか言ってられたのは、自動車業界にとってはまだしあわせだった。今や軽でもいい、どころか車なくてもいいという男性が増えてるとあかめ新聞土曜版の記事にありました。私が学生の頃なんか、とにかく若いうち、学生のうちに自動車免許は取っておけ、当座乗る予定がなくてもというのが一般的だったのが、最近は予定がないなら取る必要はないって人が出てきたそうで。なんなら一生なくてもかまわない、公共の交通機関で不便はしてないしという人すらいる。←みたいな人は都市部の住人に限られるでしょうが、私も古い人なので、男の人って車乗れる年になったらとりあえず免許取って、学生でもなんとか車持ちたがるものだという印象があったから、そこまで車離れ意識が強まっているのかとちょっと驚きでした。
 なかでも、紹介されていたアンケートの、車のデート需要が1%だって結果はびっくりしたというよりむしろお笑い。アンケート結果を見た業界のおじさんたちは、自分たちの頃は彼女を作りたかったらまず車、車持ってさえいればデートに誘う時の成功率は格段にアップする、だから車は必需品という気持ちが強かったのに…と驚きと落胆に打ちひしがれてる感じでした。そうだったのか(笑)。おじさんたちの認識では、もはや車のマーケティングはできないということですね。
 それにしても、かつての男性たちは車が対女性にそんなに効果的だと思っていたのか…。本人の魅力とか、そんなんはなくても、とりあえずかっこいい車があれば女の子はついてくる、と男は思い、さらには本当についていく女の子がいたってことでしょうか。実際、ナンパスポットと呼ばれる場所にあてもなく乗りつけた車が数珠つなぎになっている、という時代もありましたなあ。今はすっかりそういうことはなくなっちゃったのか。
 でも、メカメカしいものが無条件にかっこ良く感じる感覚が男の子からなくなっちゃってるのだとしたら、それはそれで寂しい気もします。