せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

同じにするよ!

 いったいどこから名簿が出回ったのかしらんが、ここ一ヶ月ほど週末の昼間に必ずと言っていいほど固定電話に一、二本の勧誘電話がかかる。
 身内や知人からの電話はだいたい夜遅くにしかかかってこないし(さすが私の行動時間をよくわかっていらっしゃる)、でなければPHSの方になるんで、平日の夕方や休日の昼間にかけてくるのはだいたい勧誘電話とみていい。でも、それも今までは月一くらいのペースだったんで我慢できなくもなかったんだけど、こう休みごとにかけて来られるんじゃうっとうしくてしょうがない。聞きもせずに切るにしても「どっから調べてかけてきとるんじゃ!」という怒りやいらだち、気持ち悪さはどうしようもない。だったら出なきゃいいじゃないか、と言われるでしょうが、親がそれなりに高齢になってくると突発的な連絡もあるかもしれぬと思い、完全に無視するってわけにもいかなかったりもします。
 そもそも身も知らぬ、売らんかな根性満載の会社の人間に、自分の身元も名乗らぬうちに「○○さんいますか」と名前で所在確認されるのがイヤ。速攻「どちらさまで、何のご用件でしょうか?」と尋ねると、だいたい分譲マンションの販売ってことが多い今日この頃。しばらく前までは訪問での家の掃除はいかがですか? という、私の片付けものできない体質を見抜いたかのようなイタい勧誘が多かったんだけど。資産運用用の分譲マンションなんてものは、訪問清掃の何十倍も我が家とは縁がありませんがな! こんなびんぼな家にかけて来るほど売り先に困っているのか、君らは。
 この質問に対するお返事、聞くなり「分譲マンションの件で」と答えるわかりやすい人はまだまし、「税金対策と老後の生活のために」と効用から始めるのが定番。わかりきってるのに一応この辺まで聞いてあげるのは私としては親切な対応の方です。二本めか! とイラついているときは聞き慣れぬ声でいきなり「○○さん…」と始めた段階で切っちゃうので。(もし急用でかけてきた友人知人で無礼な仕打ちを受けた方にはすまぬ)
 そんなわけで今日もその手の電話がかかってきたわけですが、例の問いに対する返事は「今日は○○さまにごあいさつを、と思いまして」。なんのあいさつじゃい! 速攻「もうこの手の電話はうんざりなんで」と切りにかかったところ、受話器に戻す直前の叫びは「そういうのと同じにしないでください!」。
 するよ! どう同じじゃないのか、言ってみろってんだ! 聞かないけど。(そんな暇、ない)
 それで結局分譲マンションの販売勧誘だった日にゃ、怒髪天をつくぞ!
 仮に不動産で資産運用をと考えたとしても(そんなこたー、今後死ぬまでないに決まってるが)、聞いたこともない飛び込み販売同然のセールスマンから分譲マンションなんて大きな買い物するもんかよ? 金が有り余ってバクチの一つも打ってみるか? なんて道楽考える身の上ならともかく、税金対策だの老後のための資金調達だのというお金に対する配慮を考えるならもっと手堅いところにこっちから相談に行きますわ。それなりの面識のある人から紹介してもらって。
 だいたい不動産小バブルがはじけてモノが余ってきたとかって話がちょくちょく耳に入ってくる今日日、土地勘すらつかめない場所の中も見てない投機用物件なんか怖くて買えるかい。
 と私は思うのだが、この手の電話勧誘が尽きないってことは、かけてまとまる話がそれなりにあるからなんでしょうか。わからんのう。