せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

行きたいような行きたくないような

 かつて精神の病は人には言えないもので、近親者に出ようものなら固く固く口止めという雰囲気でした。北杜夫先生の躁鬱病は著書で取り上げられているので本がそれなりに読める年になれば知ってましたが、当時も誰でもが「私は鬱病です」と表立って言えるというものではなかった気がします。
 が。ここ十年ちょいは様変わり。新聞の家庭欄でもストレス性の疾患は定番で取り上げられ、心療内科に行く抵抗感はすっかり薄れたように思われます。かく言う私もかつてはお世話になったし。通院することで多少でも症状が改善されたり、原因によっては根絶できたりするんだから、思い詰めずに病院に頼れる環境が整ってきたのはいいことではないかと。

 なので、もっともっとメンタルなクリニックが身近になるのにはやぶさかではありません。ありません。けど。
 先日ネットをうろうろしていて某所の記事で知った「ゆうメンタルクリニック」という上野にある病院のサイトのマンガ、すごいです! わ。笑っていいの、かな?
 私が見たことのある個人病院サイトって、今イチなサイト会社が手がけた一巡り前な雰囲気のデザインとか、逆にうわー好き放題に制作費取られただろうなーって感じの無駄な新技術満載のとことかが多くて。患者になる側としては、場所と診療時間と取り扱いの科がわかれば最低限の用は成しているので、特に気にしませんけど。
 それ以前に、コンテンツとして魅力があれば、本当はデザインとかってどうでもいいんですよね。wall to wallなサイトでも、内容が役立ったりおもしろかったりしたら読むし。
 そういうわけ、なのか、どういうわけなのか、それは置いておきまして。上野にある病院なんて私には一生縁がなく(通院できるわけがない)、なので、この「ゆうメンタルクリニック」のお世話になることはあり得ないのですが。仮に通院が可能として、このサイトを見て私は積極的に「ここに行こう!」と思うのだろうか?
 マンガが連載しているうちは、サイトには確実に行くと思うけど。