せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

まともに考えようよ…

 いろんな意味でいろんな方面に衝撃を与えた、いわゆる神隠し殺人事件の初公判。裁判員候補の連絡をもらった多くの人が「どうしたら辞退できるのか?」という問い合わせ電話をかけたそうだけど、この公判の裁判所で犯行内容を微にいり細にわたって解説したと聞かされると、裁判員になるのをさらに躊躇する人が増えそうです。だって、マネキンの解体したのとかまで使って手口を再現してみせたとかって話でしょう? 大量の血を見る勇気がひとかけらも無く(自分の血液検査で抜いた注射器の血だけでもキモチ悪くなる)、子どものころすでに医療関係の現場職だけはなれんなと判断した私。ヲタだけに想像力はたくましい質なので、そんな話を聞いたら犯罪について公正に判断なんて心持ちでいられるかというと、それは無理だわと思います。
 世の中、こんな事件ばかりというわけではなく(ばっかりだったらエラい世の中!)、ここまで残酷な話を細々聞かされる可能性は低いのかもしれないけど、それでも強姦殺人事件くらいには当る可能性はありそうで。ぶっちゃけ女性の場合、この手の事件に関しては詳細を聞いたところでどういう理由があろうとも「極刑!」という気分になりゃしないでしょうか。少なくとも、私はなる。まして複数人でだったら、被害者が生きてようと加害者には課すことができる限りの極刑を希望します。
 性犯罪に関しては、軽く考え過ぎてるバカが多すぎる。

 という気持ちをさらに強くする要素も、この神隠し殺人事件にはありました。犯人の動機を聞いて「はあ?」っちゅーか、アキレっちゅーか、本当にバカかと。あのね、身体の一部の接触だけで相手をモノにできる、えろ欲求に依存するほどに奴隷化できるなんて、そんなごつごーのいいことが現実に起きるわけないでしょーがっ! 生身相手の実戦経験もろくに無くて、どの程度のことができると思ったんだろう…。金曜に拉致して月曜までかければ可能だと考えたというこの犯人のバカさ加減に物も言えません。
 AV男優さんなど、その手の業界の人が書いた本の書評を読んだことがありますが(さすがに本体はなかなか買えんわ(笑)、女優さん相手でもその気にさせていい仕事にするにはなみなみならぬ努力と心遣いが必要のようです。思わず仕事を越えて惚れさせてしまうほどのテクニックなんてものは超一流の男優でも簡単には発揮できないわけで、それをド素人が妄想と力技でなんとかなると考えるところがバカ。というか、暴力で手に入れられるのはせいぜい精神的な服従であって(DV受けた人が逃げる気をなくす状態)、そっち本面であんあん言わせてやるわ状態なんてのは夢のまた夢、ド妄想にすぎんでしょう。

 しばらく前になんかのマンガのヒロイン(神様)が主人公より前に別の男と体験済みなのがどーの、というネット騒ぎがあったけど、あれもなんだかなー。目立って騒いでたのはごく一部のバカだと思うけど、「中古より新品」とかそんなことを口にする男なんか、あなたの夢見る清純で無垢な乙女にとっては恋愛対象としては論外ですよ…。男を年収とか外見とかで判断すると、あなた方が見下してるスイーツ(笑)女と同じなのではないかと。
 相手を物としてしか見られないのなら、物を相手にしててくださいよ。ほんと、勘弁してほしいと中古で老いた生身の身分で思っております。