せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

お家でうずら

 以前、妹がうずらを飼っていた。うずらの卵のうずらである。遊びに行くとトイレのドアに「うずら注意」と書いてあって、「この注意書き、何?」と尋ねたら「ケージの外に出してるときに、うっかり何も考えずにドアを開けたら、うずらにあたったことがあってさ」とのこと。うずらがいないか、様子を見ながらそーっと開けろ、ということらしい。
 なんでうずらかというと、動物を飼いたいなと思ったとき、犬猫は情が移り過ぎ、亡くした時につらすぎる。(実家で飼っていた犬が死んだとき、一番凹んだのがこの妹)かといって、熱帯魚なんかは人間と距離があり過ぎて、「動物!」という実感に薄い。増えるときはどっと増え、死ぬときもどどっと死ぬのを繰り返しているとだんだん生死に無感覚になってしまい、生き物を見ているというより鑑賞物を見ているような感じになっていくのも「違う…」と思ってしまったとのこと。(会社で増え過ぎたグッピーを少し引き取って飼っていたことがある)
 で、鳥ならどうだ? と考えたらしい。犬猫と同じ体温があるけど、なつくとかしつけるというのとはちょっと距離がある。だから、べったり気持ちを持っていかれることもないだろうと。もっとも、実際に飼ってみると個体による性格差も結構あって、その分情も移り、でも犬猫よりも短命だというのがコタえて、結局今は飼うのを止めてしまってるけども。
 そんなうずら、なんと運と根気さえあればお家で孵すことができるらしいですよ。
 デイリーポータルZの「スーパーのうずら卵から、ひな鳥ぴよぴよ」によると、パックのうずらの卵にはたまーに有精卵が含まれていて、孵化する環境さえ整えてやればひなが生まれる可能性があるらしい。この記事では全部でうずらの卵を80個買って、三羽孵すのに成功してる。一回目に確認用に割ってしまった卵の分も加えると四羽になってたかもしれず、それで計算すると二パックで一羽のうずらという確率になる。けっこういい割合なのでは。
 しかしこの記事のうずらのひなってば、殺人的にかわいいよう! かわいすぎる。うっかりスーパーに卵買いに行ってしまいそう。…孵す根気はないけども。
 鳥がこれほどかわいいひな状態なのはほんとにはかない期間だけど、うずらは大人になっても小さいのでそれなりにかわいく飼えると思う。メスだとたまに卵も産むらしい。(妹談)どなたかお家でチャレンジしてみませんか。