定番は押さえてみる

　飛行機の代金を安めに上げようとしたため、帰りの便は昼イチという最終日は活用しにくいスケジュールになってしまいました。欲張っても仕方がないので、行き慣れてるし羽田のアクセスもいい浅草橋に例によってビーズの材料を見に行くことに。世間はデコり文化が隆盛しており手作り界もそっちにシフトしてしまってますが、ビーズとテグスさえあればとりあえずできる手軽さはめんどくさがりの私にはやっぱ捨て難いものがあり。最近流行りのスイーツデコも興味がなくはないけど、ざっくり作り方を見た限りでは材料だの準備だのが結構たいへんそうな上、乾かすなどの待ち時間のうちにやる気が低下するのではないか？　という不安もあって手が出ません。
　浅草橋の探求時間は一時間弱とほんとにちょっとでしたが、現物を見て選べたり福岡にはないパーツを見られたりで駆け足の割にそこそこ充実。この材料の豊富さとお値段は、地方都市では望めない。サイフと相談しつつ夏物の何かを一つ作れそうな材料を買い込んで、脱兎のごとく羽田に向かいます。ああ、なんで毎回こんなに駆け足になるのかなあ…。
　快速を捕まえられたおかげで羽田にはちょっと早めに着いて、これでちょいゆっくりめに昼食がとれるかな、と思った私は、しかし今がＧＷだということを全く失念していた…。羽田の飲食店、どこもかしこも満員だったり待ち行列だったりで話にならーんっ。いつもあんなに空いてるのにー。＜普段の週末くらいだったらね。
　朝食なしで動いているため昼も抜きというのは考えられず、しかし待ってて間に合うという保証もないので、京浜の改札フロアまで戻ってタリーズでさくっと軽食を取ることに。プロントのパスタは強行軍にへばった身体にはちょっと重すぎる…。さっぱりめにマンゴーのスムージーを飲みつつ席に座って改札から羽田に向かう人々を眺めていたのですが、家族連れが多いなあ。この人の多さの中、一人分の昼ご飯を確保するのもたいへんなのに、子ども連れはどうするんだろうと余計な心配をしてみたり。(子ども、空腹を我慢してくれそうもないし)
　昼を手軽に済ませたので時間がちょい余り、千疋屋でマンゴープリンと杏仁豆腐を土産(自分への)に買った後はぼんやり外を眺めたり写真撮ってみたりして時間をつぶしました。乗り物の駅っぽいところはヘンな構造をしてるところがあって、写真撮ってみたくなります。特に今はおかしなカメラを持ってるもんで。

こういうのとか。なんかの基地っぽい。＜何の基地。

VQ1015で撮った割にふつうな仕上がり。

　帰りの便は天候に恵まれず、窓の外は雲ばっかりでした。でも、実は飛行機から雲海を眺めるのは結構好きです。そんなに違いはないとわかっていても、やたらと写真撮ってしまいます。機内放送で滅多に聞かぬ最近の邦楽など耳にしつつぼやぁっとしているうちに福岡着。

finepixだと雲の質感ががっつりという感じ。

注意書きに光があたってきらきらした感じがきれいだったんだけど、うまく写らなかったな…。

　準備忙しくても、当日というか用事そのものはあっという間に過ぎてしまうものだな…。＜この一ヶ月ほどの嵐のような日々を振り返り中。
　このへばりっぷりからしても、東京滞在を六日までにしなくて本当によかった。最低限の家事だけやって、明日は死亡することにします。千疋屋のお菓子を楽しみにしつつ。