好調なんだ。
先週から「エースをねらえ!」の放送が始まりました。TV朝日がよくつけっぱなしになっている我が家では、存在をすっかり忘れたくてもあまりにヘビーローテーションのCMのせいで意識せざるを得ません。最初のTVシリーズのテーマ曲そのまま流されちゃあ、どうしても耳につきます。
で、一回くらい見ようかと思ったものの、松本莉緒の縦巻きロールが鮮烈過ぎて。あのビジュアルを実写でやるインパクトに勝てる自信がなく見送ってしまいました。緑川蘭子が酒井彩名というのもどうか。あの人は鋭さや天才性よりもほわっと感が強い気がするんだが。(しかし、松本莉緒は姫川亜弓といい、ああいう番組の常連化するつもりだろうか)
「ガラスの仮面」は内心「あ。あり得ねえ」と思いながら過剰なドラマチックさを楽しむマンガだったから、ドラマ化がああいう感じでも全然おっけーだったんですよ。安達祐美の北島マヤというキャストもようやったと思ったし。(月影先生のハマりっぷりには負けたが)
でもー。「エース」はマジで感動した過去があるから、笑いながら見るのはイタすぎるんだもの。学生時代の純粋な感動を壊したくないっすー。(「エースをねらえ!2」&「ファイナルステージ」のOVAを見ているうちに、正座して滂沱の涙を流していた私)ひろみを見守る皆さんなんか、あんな大人びた、肝の据わった高校生いねえよと当時も思い今も思うけど、ああいう精神的な大人には今でもあこがれます。(てーか、あこがれてる暇があったら自分が精進しろって年ですが)ひろみに負けた後のお蝶夫人なんか、真似できませんよ、あの精神性の高さは!
まー、ひろみイジメのやり方あたりは時代がかってて、もはやギャグでしかないですが。
そういうわけで「うーむ」と思いつつ横目で見てたところ、意外と評判いいようですね。いいんですか?みんな「お笑い」としてしか見てないんじゃ。
マンガもアニメも見たことがない、という世代は、ぜひアニメ映画版「エースをねらえ!」くらいは押さえてほしいですー。元がお笑いマンガじゃないことを知ってほしいですー(泣)。宗方コーチが死ぬとこまでだけど、90分であの凝縮ぶり、しかも感動できる名作だし。DVD版は探すの難しそうだけど、古いレンタルビデオ店にはビデオ版がかろうじて置いてあるようなんで、ぜひチェキ希望。