優秀フリース
帰宅途中、わざわざユニクロに行ってセール棚を漁ってきた。マイクロフリースのトップスが500円に値下げになってたからだ。値下げはしばらく前からやっていて、だから何を今さらって感じだけど、突然買い置きしておこうと思ったもんで。
理由はある。なんだかんだ言いつつも、私は週末寒い中をサンカクヤに出かけていきました。物色しときたいものが少なからずあり、家で「あれもこれも欲しかったんだよなー」と考えていたら、ふつふつと出かける気合が出てきたので。首都圏だったらユザワヤでいつでも探し放題なんだろうけど、手芸用品やDIYものだと地方には選択肢もないし値段も高い。
あれこれ売り場を見て回って探したものの一つにフリース生地があって、もし見つかったらちょっとした作り物に使いたいなあと思っていた。端の始末も楽そうだから、できれば数色揃えたいという欲もあった。
でも、結果的にはとりあえず必要な一色を1m買って終わり。シーズンも終わりかけのせいか、ものがなかったし、それほど安くもなかったというのもあるけど、何より「うーむ」だったのは、ごわごわと厚くて肌触りがよくない、ということだった。
私が最近ご愛用のフリース製品は、もはや店の代名詞と化しているくらいのユニクロのものばっかりで(安いし店も増えて買いに行きやすい)、他のメーカーのものを使ったことがない、どころか、触ったことすらないくらいだったから、「フリースってこんなもの」とユニクロの品質が基準になっていた。それが、手芸洋品店で触ったフリースと来た日にゃどれもこれもしっとり感がなく発色もよくない。マシなものはマンガのキャラクタがプリントされていて、使いまわしが効かない。
うーむ。何気に着てたけど、ユニクロのフリースってなんて優秀なんだろう。年末に買ったルームウェアなんか、地肌に直接着るけどすべすべしててとても肌触りがいい。マイクロフリースは薄い割に保温性も高くて、しかも軽い。「所詮フリース、どれも同じ」ってわけじゃないんだ。企業努力の賜物のなんだ。
と、深く感じ入ったもんですから、来年も着るに決まってるし、相方の古くてやや分厚くて、少々くたびれてるやつを買い換えておこうと思い立ったのでした。
一時の業績の伸びっぷりが異常だったせいで、最近の低迷振りをあげつらわれたり、誰もが着てる目垢のつき具合をうんぬん言う人もいるユニクロだけど、努力して成果を上げてる企業はやっぱ偉いよ。