せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

ネット出版花盛り

 前からネットで公開→書籍化という流れはあったけど、「電車男」のヒットが加速化したような気がする。
 こないだ「今週、妻が浮気します」の新聞広告を見かけたと思ったら、今日は「実録鬼嫁日記」が出てる。最近は売れそうと思ったらなんでも本になるからなあ。で、「DeepLove」みたいなのがほんっとに数売れてしまうんだから、昔からの本読みにはわけがわからん。(Yoshiさん、あの文章力で印税が入り、TVドラマ化で使用料が入るたーおいしい商売だ。映画の方はペイしたのだろうか?映画ファンからは、もちろん酷評されていたが、愛読者は絶賛してたから大コケはしていまい)
 どちらもまだネットで読めるからちょい読みしたけど。
 「今週、妻が浮気します」は、元が相談用掲示板の投稿だから全体にまじめな展開。相談内容がそもそも重いからふざけようもないけど。個人的には特に感動ってもんもなく。世の中、いろんな夫婦がいるのう、できればみなさん、仲良くやっていってちょう、と思うばかりで。
 「実録鬼嫁日記」は。世間的にはわたくしも鬼嫁とカテゴライズされてしまいそうだからコメントしにくいよな。妻の理不尽な言動ってうまい書き手が扱えば間違いなくおもしろく仕上がる題材のようで、webの老舗呉エイジさんの我が妻との闘争」も人気だった。これが夫の理不尽な言動を扱うとなると深刻な人生相談ものになってしまい、笑いは取れないと思う。虐げられる夫は笑えるけど虐げられる妻は笑えないってのは、一つは書き手の自分に対する乾いた視点の有無のせいなんだろうけど、もう一つは残念ながらまだ女性の方が社会的弱者だってことなんだろうなあ。救いが感じにくいから笑えないんじゃないかって気がするし。
 女性が自虐して笑いが取れる分野ってなんだろう?

 これだけblogが花盛りになんだし、まだまだ書籍化の波は続くと思われ。ココログなんかは推奨中だし。