せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

知らなかったよ!

 村おこし(?)の一環だかで、昔の土地の名物のようなものを再発掘するのが流行のようで、時折なじみの土地の見たことも聞いたこともない「昔ながらの風習」を見て「…こんなのあったっけ?」と首をひねることがあります。
 熊本の名物と紹介されていた「太平燕(タイピーエン)」という料理もその一つ。四年住んでたけど、一度も聞いたことも食べたこともないよ。麺が春雨、スープが鶏ガラメインになったちゃんぽんみたいなもののようだけど。
 元々は市内の中華料理店で出されて親しまれていたのが、三十年くらい前に学校給食に出るようになって一気に懐かしの味として定着、と言われてるけど、だったら地元の友達の一人や二人、太平燕を話題に出してそうなんだけどなあ。あんまりなじみすぎてて、県外では聞いたこともない料理だってことも思いつかなかったんだろうか。
 久留米が豚骨ラーメンの本場として売り出そうとしているように、熊本も太平燕を地元の味として全国にアピールする作戦を立てたようで、現在市内には太平燕をメニューに組み込む中華系・もしくはラーメン屋さんが増加中らしい。味千ラーメンがオリジナルレシピで新メニューに加えたというのも「へー」だけど、熊本のホテル日航の中華ダイニング「桃李」でも主任シェフの開発したオリジナル太平燕が食べられるというのがすごい。気合い入ってるなあ。
 今度熊本に行く機会があったら食べてみようかしらん。<早くも乗せられてる。

 そういえば、こないだデイリーポータルZでめずらしい「ちゃんぽん」を紹介してました。これはこれで間違ってないと思うが。九州の人間がチャンポンと言って思い出すのはこれか、ズレてもコレだと思うから。