せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

地震、その後

 元々ナマケモノでもあるし、「余震が続いてるから、きっちり片づけたってしょうがないやー」と自分に言い訳して、適度にゆるゆる暮らしています。洗濯したり日々レベルの掃除したり、新聞読んだりと、気分的にはかなり普通の休日と同じ感じです。昨夜も風呂に入って布団に寝てますし。
 とはいえ、考えてみたら昨日は新聞読んでない(爆)。そこまで気が回らなかったってことか。

 でも、福岡全体が私のように暮らしてる人ばかりかというと、そうでもないようで。夕方のニュースを見ていると、古い戸建てで半壊・倒壊したところが玄界島以外でも出ているようだし、地面の隆起・断層化はあちこちで起きてるみたいです。マンションでも未だにライフラインが止まっているところがあり、また建て付けがゆがんでドアが開かない、立体駐車場から車が飛び出して中空に引っ掛かってるなどの報告が出ているようです。(本棚が倒れてドアを塞ぎ、入れなくなってる部屋がある、というマンションのレポートは、一歩間違えば家じゃん!とちと怖かった)
 家って本当に運がよかったのかもしれない。こんなにのほほんと暮らしてていいのか?って気分です。
 ちなみに、ニュースで大人気のガラス割れ割れ福ビルは、築40年と古く、サッシの枠に遊びがなくてガラスがたわむ余裕がなく割れてしまったんだとか。最近は商業ビルの開業時間が10:30〜11:00くらいのところが多いので、通行量が少なく怪我人があまり出なかったんでしょうが、後一時間遅かったらどうなっていたことか。昼時になって火を使う店舗が増えてたでしょうし。

 明日は雨が降るそうで、被災した家の方は屋根の応急処置に追われています。派手ではない被害はあちこちに出ているようです。

※追記
 今日になってまともに外出してみたところ、同じマンションの中でも被害の出方がだいぶ違うとわかりました。隣りや上の階では食器棚の中身が全部ぶちまけられて割れ放題、収納が倒れまくって大変なことになってるところも少なくないとのこと。片づけに丸一日かかりました、と疲れ切った表情の方も。
 家は本当に運がよかったんだ…。昨日には住める状態になってたし。
 夕方、犬の散歩に出かけたら(呑気な話に聞こえるでしょうが、室内でトイレしない彼には死活問題なので)、早々に燃えるゴミがあちこちの家の前に積んである。通常の倍から三倍の量は出ていて、これに今日は出せない不燃物が加わるとどれだけのゴミが出るのやら。
 という昨日の惨状の痕跡もありつつ、ゴルフの練習場にはかなりのお客さんが来てたりします。いや、ゴルフがいかんというのではなく。経済活動はあった方がいいのです。ただ、この近距離の中でこんな状況の違いを見ると、含みなく不思議な気分になります。

 今回もっとも被害の大きかった玄界島は全戸が山の斜面にあり、主な交通網は歩道。車道はほとんどないそうです。現在ある平地はわずかでヘリポートに利用中。視察に来た知事は仮設住宅を早急に建てると言ったそうですが、問題が多々。
 歩道が倒壊家屋や斜面の崩れで寸断。これが復旧しないことには家の片づけもままならないわけで。また、倒壊・半壊した家も上から順に片づけないといけないし、撤去作業は人力に頼らないとどうにもならないしで、復旧作業にはかなり手間取りそうです。
 そして何より、仮設住宅を建てようにも空いている土地がないらしいのです。平たい土地がない。700人の住む島で、半壊・倒壊家屋が200戸越え。それに応える数の仮設住宅を建てるのに、どれほどの土地がいるのか。その手間と時間を考慮したのか、市内の市営住宅を用立てるのはどうか?という意見もあって、玄界島の今後に対する行政の対応はまだはっきりしていないようです。
 住民の方が避難している九電記念体育館は天神にほど近い場所にあります。曲がりなりにも普段の生活を取り戻しつつある九州一のにぎやかな繁華街を目にするのは、心情としてどうなのかなあという気もします。
 むずかしいですね。自然災害の対応って。

 今日もピザ屋は盛況のようです。配達のバイクがどんどん店から飛び出ていきました。
 余震はだいぶ小さくなってはきましたが、風呂に入ってるときはちょっといやん。もし大きいのだったらどないしよう?と思う。風呂そのものは柱がつまってて安全だというし、落下するものもなくていいんだけど。飛び出せんよ。いくらおばさんでも。