せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

これが現実

 今朝のNHKのニュースでやっていたのだが、あるデパートがリアル中年おじさん体型のマネキンを作ったのだそうだ。というか、現物そのものが画面に映っていた。一緒に並んでいる控えめ逆三角・腹筋割れ割れのメンズマネキンの横で、中年マネキンは背も低め・胸板うすうす・腹回りあっぱれな切ない姿をさらしていた。体型は日本の中年の平均スペックで決めたそうで、ウエストが80cm?もっとか?あるらしい。(出勤準備しながら聞いたからうろおぼえ)
 なぜこんなものを作ったかというと、スタイルのいいマネキンが着ている服って「どうせ俺が着たってああはならないわけで」とおじさんの購買意欲をそそらないそうなんです。いや、そんなにまじめに現実を見つめなくても。妄想の翼を広げすぎるのもアレですが。
 とか言ってますが、女性向きの通販カタログの中でも住商オットーのなんかはモデルが外人のおねーさんばっかで、スタイルは言うに及ばず髪の色も明るめだから自分が着てどうなるのか、さっぱりわかんないんですよね。「この人が着てるから『いいわー』なわけで、純日本人・背が低く足短く凹凸差限りなくZEROに近い私が着てどうなるよ>これ」と思うと、買おっかなー感は一気に減退します。
 通販会社もその辺はわかり始めたようで、OLの友千趣会のカタログには「モデルが着用しているのは特別サイズのもので、実際の商品は一般的な体型を元にデザインしてあります」などと注意書きが入ってるものがあったりします。それを読んで、まあっ、それなら手足の短い私でも全然おっけーね!と素直に思えればいいんですけど、そこはかとない敗北感を感じるのは避けられないわけで。
 ですから、このマネキンさんの効果はどんなもんかなー?と思いながら、ニュースを見ておりました。

 しかし、体型は現実的でもメイクが全然現実じゃないよ!>マネキン。こんな濃いメイクしてるふつーのおじさんはいないよ!