せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

ある種劇薬

 日曜日。新聞の書評欄。最後のページの広告に吾妻ひでおの「失踪日記」が載っていました。
 長期のGW。狭間の六日、よくぞ忘れず出社したなあ>自分、と思うほどボケた。28日からぼぉおーーっと休みが続いた人は、「あー、行きたくね。会社休みて」というくらいユルくなってるかもしれません。そんなあなたに、仕事に行かない生活を選んだ(?)マンガ家あじましでお氏の衝撃の体験を!…というほど絵から受ける印象はドラマチックではないんですが、描かれていることはなんだかもー、すごすぎです。ほんとに死にかかるほどのホームレス生活に、きっついアル中での入院生活。ここから戻ってきてまたマンガ描いてるってのがすごい。昔の作品のシュールさが日常にはみ出てきたような感じ。しかも悲壮感ZERO。でも、眉間にしわは寄る。
 さらにすごいのは奥さんだ。失踪してこんな生活送ったダンナを迎え入れたんだね。私だったらマヂ切れだよ。

 確かに連休明けに読むにはいいかもしれないです。素直に会社行く方がらっくらくと思えます。私のように新たな何かにチャレンジ!する根気がない、日常に埋没してだら暮らしにに浸りきりな人は、だりくても平和・平凡の範囲内の毎日はありがたいという気になりました。
 それにしても売れてるなー。吾妻ひでおの名をこんなにでかい広告欄で再び見るとは思いませんでしたよ。