金子二連発
貯めていた「ウルトラマンマックス」を二本続けて見る。
冒頭からTVにしては作り物が細かいのーと思っていたら、貯めた二本はどちらも金子監督作でした。(二本目は作り物控えめだったけど)バラージと聞いてあらーと思うイヤ世代の私。アントラーが短い前足をだだっ子のように振り回すマネをしていたおばかさんです。しかし、謎の文明の情報を求め亡くなった研究者の娘を訪ねたカイトとミズキ(もう君たちワンセットだね…)の前に現れたのは、んまあ、浅黄ちゃんじゃーないですか。「式日」の後、何をされてたんでしょうか。(その辺の情報疎い)すっかり大人になって足長ー。
話としては特にどうということのないもので、青い石の使い方があっさりわかるのもご愛敬。コバ隊員もこのところ存在感が出てきていいのではないでしょうか(笑)。ショーンの発明が役に立ってるのが不思議でなりません。
次のロックの騒音がきらいな怪獣の名前がヘイレンってのは、バルタン星人の習いでしょうか。バッドスキャナーズが古式ゆかしいロッカーっぽくて、演じるみなさんも若いイケメン風でないのが好感持てました。でも売れるらしい、人気あるらしい。マックス世界の音楽の流行はなんなんだろう。
前回が市街地で細かい作り物もある特撮充実の回だったので、今回は野っぱらのコンサート会場とCGOKの空で。ほどよく予算を抑えた作りです。話も、新味はないけど手堅いまとめ方というか。
大きなお友だちになってしまった身には見る側のワクワク感はないんですけど、マックスはそういう作品と割り切るしかないんでしょう。
TVブロスのインタビューによれば、カイト隊員は町を歩いていても子どもに発見されないそうだ。オーラが足りてないのだろうか。ちょっと悲しい。
金子さん、故那須監督の企画を引き継いで「神の左手 悪魔の右手」を撮るそうですが楳図かずお!大丈夫ですか。金子さんはなんだかんだ言って、内面にリリカルを抱えてる人だと思うんだけど。ホラーでかつリリカルはあり得ますが。どかんと宣伝打って大きな小屋にかけるタイプの映画ではなさそうだから、マイペースで撮っていただけるとよいのですが。
。原作は楳図マンガでも群を抜くげしょい場面があるそうで、私にはとても読めん。