学校物二題
レンタルコミック屋、いわゆる貸本屋さんができたので「ハチミツとクローバー」を三巻と「もやしもん」の一巻を借りてきました。このセレクトはどうよ?>自分。
レンタルコミック、いいわー。家で読む方がだらだらできるし。物増えないし。うっかりたくさん借りると、期限内に読み切るのが大変だが。
「ハチクロ」はなんかカワイイ話って感じ。友情と恋愛が生活感情の真ん中にある時代って確かにあるし。あのころ私は若かった、って思います。メインのキャラクタがみんな訳ありなのは、小さなコミュニティにしては集中しすぎの感もありますけど。山田くらいか?平凡系のご家庭のお子さんは。
まー、ガサツな学生時代を送った私には、雲の向こうのお花畑の話だなーって遠い世界を見る思いもあります。
それにしても、こういう女性が書いた恋愛物に出てくる男性を見るたびに思うのですが、リアルな彼らは十代後半から二十代前半くらい時期にこうも繊細な恋心を抱いてるもんなのでしょうか。私の周囲がたまさかなのかもしらんけど、知ってる限りではもっと雑で鈍感で直裁な感覚の持ち主ばかりであった。もしくは、とにかくどうやったらデキるかに意識が傾きがちだったという打ち明け話ばかり見聞きする。男性が書いた恋愛テーマの小説もあるし、中にはドえらい甘甘なものもあるようだけど、それは多数派なのか少数派なのか。(思えば「セカチュー」も「イマアイ」も原作は男性なのだった。ある意味男の方がロマンチストなのか?)気になります。
ビンボーですらおしゃれっぽいのがすごいな。
美大周辺に題材を取った「ハチクロ」の後に、農大を舞台にした「もやしもん」を読む。いや、この二つを大学を舞台にしているという一点だけで並べて語ってはいかんのでしょうけども。
「かもして、ころすぞ」。あー、こののんきボケ顔で恐ろしいことを言うな>菌。
主人公に菌を見る能力がある、という設定の時点ですでに読み手を選ぶマンガなんでしょうけど。同じ学校生活でも、ビンボ暮らしでも、一風変わった登場人物ばかりという「一言」は同じでも、全く違う世界が開けておりました。世の中菌だらけですよ、奥さん!除菌クリーナーなんて気休めですよ!
発酵系の食べ物は苦手でしたが、ますますダメになりそうです。
ここには切なさはありません。やっぱり男子学生ワールドはこういうもんだよな…と思いました。
蛍くんを女だと三話くらいまで思っていた。それと、菌ごとに登場人物紹介を書かれても憶えきれません。