せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

つじつま、合ってます?

 後回し後回しにしていたことが深夜に貯まっていって、風呂から上がると二時、なんてのがめずらしくもなんともない12月です。とほほ…。おかげで深夜帯のTVをチラ見することが増えたんですが、なんで真冬にホラーをやってるんでしょうか?>「着信アリ」。映画化もされた秋元康原作のドラマです。
 菊川玲の演じるヒロインの行方不明になった双子の姉の呪いで、謎のメールを受け取った人々が次々に変死していく、という話らしく(チラ見だからちゃんとした筋がわからん)、科学的な解明は端から考慮されておらず霊だの呪いだのがあるの前提の世界観。だから、整合性なんか要求しちゃいかん話なのよ、それはわかっておりまする。
 事件の元凶と思われるガッコの先生がすごいです。ベキボキ効果音入りまくりで人の首締めまくりです。最強の握力の前には男主役の石黒賢だって負けるでしょう。ってーか、あんなに音が出るなら、くうっとか苦しんでる場合でもなく締められた人は死にそうなんですが。(ここで「ごわっ」とか「げおっ」という音が出たらGJなんだけどなー(爆)
 その、先生も呪いの前に敢え無く倒れました。木の蔓みたいなのが伸びてきて、自分が人を殺めたのと同じように絞め殺されてしまいます。もはや誰も、その死因が変だとは思わないドラマ世界。その後ねーちゃんの死体が某所から掘りだされただけじゃなく、ぼろぼろの服着用で歩き回りヒロインを襲い大活躍。深夜帯だから予算がアレなんでしょうけど、死んだねーちゃんちょっと作りがチープすぎます。怖いと思うより「ありえねー」気持ちが湧いてきます。

 他にも、「ホラーだけど…。もうちょっとなんか…」な展開が続き、今日が最終回となれば「どーやって終わらせるんじゃい?」と気になって寝られません。ついオチまで見てしまうバカな私。
 ええー?(みなさん、このドラマ見てませんよね?ネタ割れても怒りませんよね?)実は殺されたのは明るく社交性のある妹の方で、暗くて地味なねーちゃんが入れ替わって今まで生きてきたの?じゃあ、菊川玲はなんでねーちゃん行方不明の事件(=妹殺害事件)の真相を追っかけてたの?しかも、誰が妹を殺してどこに埋めてたかも知ってたのに。むしろ事件の隠ぺい狙いだったの?
 断片的にチラ見していたので、これでつじつま合ってるんだかさっぱりわかりません。
 最終カットは事件の真相を知った石黒賢の刑事の前に姿をくらましたはずの菊川玲が現れる。背後にはモロな包丁を隠し持って。というか、乗ってたエレベーターの鏡に背中の包丁映ってますが…。
 ホラーってある種チープな味わいも売りではありますが。これは「アリ」なのか。すっきり釈然とすることをホラーに求めるのがそもそも間違ってるんでしょう。…そうなんでしょう。
 最後まで見たばっかりに、「これでいいのか?」と首ひねりながら寝る羽目になりました。