せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

このリンクには神が宿る

 もちろん起きて本放送を見られるはずもないので、録画していたフィギュアをやっとこさ見ました。
 神懸かりだ…、荒川静香
 ミスを予感させない安定したスケーティング。
 コーエン選手とスルツカヤ選手がちかっと不安定さをのぞかせるのとは対照的で、ほんとに「ああ、このリンクは荒川さんを選んだのだな」と思ってしまいました。
 神様なんか信じてないけど、フィギュアのリンクにはなぜか「ただ一人の選手に加護を与える」と思わせるところがあります。ソルトレークのときのサラ・ヒューズも長野のときのタラ・リピンスキーも、他の選手が思わぬところでミスをする中で恐ろしいほどパーフェクトに滑りきり、クワンかわいそうだけどこりゃだめだわ、とか思ったものです。<えらそうな素人です。
 フリーの四分間は思ったよりも長く、下位の選手の中には「長い…」とあからさまに感じさせてしまう人もいてしまうくらい。(ほんとエラそでごめんなさい)その長さをパーフェクトに滑り、かつ観客の心を魅了するにはどれほどのスキルと精神力がいるのだろう。
 今回も村主さんが「もう足が動かない…」と言いながらリンクから上がってくる姿が印象的でした。優美さの裏の過酷さをほんの少しだけみせてもらった気がして。

 荒川さん、演技はもちろん正座して見てしまうほどすばらしかったのですが、滑り終わった後、さりげなく白いチェブラーシカのぬいぐるみを拾ってくるとこがなんとも!
 白チェブ、私もほしいわー。アテネの時もロシアのマスコットだったのよね。いいな、ロシア選手団。
 そして、「俺はちょっとスルツカヤに金を取らせてあげたかったなあ…」とつぶやく相方はどうか。<私がだらだらフィギュアを見るので、つき合いで見続けている。