せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

モテるとはなにか

 かつて親書「もてない男」を爆発的にヒットさせた、ととりあえず言ってもいいくらいには売れた小谷野敦氏のインタビューをまとめた日経BPの「『誰でも恋愛できる』という幻想を捨てよ」を読む。あの本を書いた後、小谷野さんは結婚→離婚を体験されて「帰ってきたもてない男」を書いて、なんだか「もてない男評論家」になっちゃったみたいだ。
(現在元記事は、何やら日経BPと小谷野さんがモメたらしく取り下げてあって読めません。抜粋ですが「News Scrap from 2ch」に掲載されていたので、そちらをリンク)

 「もてない男」しか読んでないので、ここに至る思考の軌跡がわからない。わからないけど、この記事だけを読んだ印象では、もてるもてないとえっちできるできないが混同されてないだろうか?って気が。それとも男性にとっては「もてる」即「えっち無限大」を意味するのだろうか?一般論として語ると怒られるかもしれんけど、女性はあまり「モテ=いつでも好きなだけえっち」という価値観は持ってないような…。むしろえっち以外のことを問うことが多い気がするのだが。(まったくどうでもいいわけでもないけど)
 あと、収入額の多少で恋愛チャンスが左右される、お金のある人の方が女性にいいサービスを提供して気が引けるんだからびんぼー人は割を食うという論が展開されてるのを時々見かけますが(小谷野さんが、じゃなくて)、女性の中には必ずだめんず好きがいる不思議をどう考えればいいのか。だめんずは稼ぎがないとか金にだらしない率が結構高いけど、どうも彼らはそこそこもててるみたいだぞ。それとも、だめんずになびくような女はもてたい対象女性に入れないってことなんでしょうかね?
 結婚の機会が均等に訪れない以上、その解決策として人妻の性を解放して一妻多夫制の導入はどうでしょうって。「一妻多夫」って書くから女性が尊重されてるっぽく響くけど、単に一部の美人をみんなで共有しましょうようってことじゃないのか?その、共有される女性の方に多夫の内訳を選ぶ権利があるのだとしたら、アナタ真っ先に落ちると思いますよ…。
 小谷野さんって男の友達いるのかなあ。これはもう、女性にもてるもてないって問題じゃなくて、損得なしで人間関係が築けてますか?男と女の話はその次でしょ?って気がしてくるんだけど…。
 こんな印象になってしまうのは、日経BPがもっと長いインタビューを本人の了承なく編集したせいなのかしらん。

 「もてない男」を他の人はどう読んでるかを知りたくてネットを検索したところ、ヲタキング岡田さんの日記にヒット。小谷野さんの著作とは全然関係のない話なんだけど、18日の記事の後半に思わずうんうんうなずく。そうなんだよ!少年マンガには少年マンガのセオリーがあるんだよ!と、島村を責めるみなさんに訴えたいわたくしです。<意味がわからない方はすみやかにスルーしてくださいませ。