せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

ごわぁ、はじゅかちいいーっ

劇場版 カードキャプターさくら 封印されたカード
 ほんとは「ガンオケ」やるつもりでTVつけたら、衛星第二で「カードキャプターさくら 封印されたカード」を放送中。わたくし、TVシリーズのさくらはまったく見たことがないんですが、「アニメ夜話」でざっくりの作品内容を知った後、この前に作られた劇場版第一作を見たもんで、なんとなく気になりそのまま視聴。
 これってTVシリーズ終了後の話なんですね。で、話の主軸はさくらちゃんがひさしぶりに日本を訪れた小狼くんに自分の気持ちを伝えられるかどうかという、その一点というかなんちゅーか。主役たちの年代があれだから当然と言えばそうなんでしょうが、おばさん見ててまだるっこしいというかじれったいというか、「がっと言ってしまわんか、こらっ」という局面がめじろ押し。「小狼くん、あの…。私…、私…」で邪魔が入り、「……、私、小狼くんのことが…」で事件発生。の繰り返し。あーたー、もう、いったいどこまでこれで行くのか、見届けちゃろうじゃないか、この。という気分でオチまで行きましたとも!<なんか自虐。
 年代的に小狼くんは私のターゲットではあるんですけどね。声もくまいもとこで好みじゃあるんですけどね。<邪念。ああ、もっとがっつり小狼くんが活躍してくれたらなあ。どうしてもおまけ的な扱いなのがフラストレーション。
 てゆーか、「好きという記憶をなくした」彼に「それでも好き」と言えるなら、好きでいてくれることが200%わかってる状態なら告白し放題じゃないの? 違うの?<おばさん、情緒ってもんが欠落してますよ…。
 元来少年マンガ育ちの私だからかもしれませんが、少女ものの活劇というのもなんとなくまだるっこしい。もっと事件を盛り上げんかい! というか、もっとどきどき手に汗握る展開にできるんじゃないかとか思ってしまいます。危機的アクションに次ぐアクションとか! 少女はそんなもの期待してませんか、そうですか…。
 最後に封印されたカードの娘をさくらが説得しちゃうのもなあ…。もっとカードの娘と事前になんらかの接触があって、お互いの立場や感覚の差を互いに認識してて、それでもさくらが手を伸ばすのでないとあっさり説得され過ぎじゃないの? って気がしてしまうんですが…。あのミラーハウスでカードの娘と関わるあたりででも「お友だち観」の差異を出しててくれたらなあ。あの時点ではまだ、娘の正体を謎のままにしときたかったんだろうけど。
 エンディングで「PSY'S」でないCHAKAのボーカルが聞けたのでまあ満足。びみょーに鷺巣詩郎なのがわかる私の耳もそんなに腐ってないのかしらと。