「鉄人奪還作戦」、読みました。
相方が「これ読む?」と正体明かさず渡してきたマンガ本。
カバー開けてみるとこれでしたよ、さとうふみや版鉄人28号。おおっ、やっとコミックスにまとまったのね。雑誌で一回目を読んだときは、未完だわ不定期連載っぽいわで「えー、だったら一話分まとまってから読むわ」と思ったんですが。一年経たずに第一話だけでも終ったのか、えらい。「PLUTO」とは大違い。<比較する対象を間違っています。
ちゅーか、どーして私にこれを>相方。<わかりきってるでしょ。
話としてはまあまあおもしろいです。あえてオーソドックスな「少年マンガ」なお約束をやってるのも好感が持てるし、今川ちっくな横山オールスターキャスト的遊びも悪くないです。さすが「金田一少年の事件簿」の人だけあって、正太郎くんが有能な少年探偵になってるのもぐー。<この辺は好みの問題でしょうか(笑)。あ、博士はちょっと影薄めで、今川アニメの方が苦悩深くて好む筋が多そう。<誰に向かって言ってますか。
ただね…。この弱々しい単調なペンタッチでロボの格闘はいまいち迫力出ねー。手に汗握れねー。今どきの線の多いデザインのロボだったら、それでもごまかしが効くとこだけど、レトロなロボットたちはまるっと描線が少ないんで、Gペンなんかで強弱つけまくったぶっとい線でないと存在感がひ弱になっちゃう感じ。
この作品が人間サイドの応酬をメインに書かれていくならこのままでもいいけど、ロボ戦も重視していくなら描線にもっと迫力が欲しいなあ。てゆーか、やっぱロボですよ、ロボ! この手の話でロボ見応えないのはさみしいです。
いまさらですが、というような感想でございましたよ>Sくん。今後もシリーズ続くようでしたら読むつもりです。やっぱりちゃんと役に立つ少年探偵はいいものです。