せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

殺人的

 うほほほほー。この殺人的にかわいらしすぎる究極の映像の前には、全ての邪気が浄化されまするー。これさえ見れば、先週見損ねた新庄が子パンダをどーこーなんて番組なんてへでもないわ。<先週末ぼーっとしてて、新庄が中国のパンダの保護センターを訪れる番組を見逃したのが悔しかったらしい。
 「パンダ子育て日記 〜中国四川省・保護研究センターの試み〜」というタイトルからして私の心をわしづかんだBShiのドキュメンタリー。昨年は18頭もの子パンダが生まれたとのことで、飼育員が子パンダを抱いて勢ぞろいしたとこなんか、「うきゃーうきゃーうきゃー」と断続的に悲鳴を上げてもだえ狂ったくらいかわいらしい。数頭がからまって遊ぶ様なんか、悶絶しそうです。
 パンダ。なんて不思議な生物なんだ。彼らは彼らなりに必死で生きているのに。特にウケようとかこのポーズがかわいいはずだ、とか考えてないはずなのに。(犬はなんとなく考えてるような気がする)大「熊」猫というだけあって、襲われたらただでは済まない危険な一面だってあるのに。ただ、床をもぞっと這うだけで、この世のものとは思えない愛らしさを醸し出すことができる不思議。それが子パンダだけなら赤ん坊マジックと思えるけど、大人だってそれなり以上にかわいい。
 雨の日。水をはじく毛に覆われたパンダは、濡れて不快な足の裏を地面につけないために、木の上に上ってやり過ごす。木のまたに垂れ下がるように座り込む姿には悲哀というか野生の智恵というか、そういうものがにじんでいるはずなのに、ひたすらに脱力したかわいらしさだけが見えてくる。リアルたれパンダ。
 それはパンダにとっていいこととは言えないような気もするけど、私は無責任に「ずりーずりーずりー」とつぶやきながら、部屋をごろんごろんと転げ回るのでした。

 お願い、BS2か地上波でもやって。