せまい脳内行ったり来たり/放浪編

もはや主にTwitterのまとめだったのに、2018年9月で途絶えている…。

うわあ、「小さな恋のメロディ」!

小さな恋のメロディ
マーク・レスター アラン・パーカー ワリス・フセイン
B00005R22H

 NHKBShiの懐かしの洋画劇場で「小さな恋のメロディ」をやってます。
 ひええ、懐かしいというのも口をはばかるというか。
 ある世代以上にのみ爆発的な知名度を誇るであろう映画、それが「小さな恋のメロディ」じゃないでしょうか。(一時期TVで頻繁にやっていたから、そうでもないのか?)私は劇場で見たことはないけど、TV放送で見て、初めて洋楽のレコード(CDじゃないよ、レコードだよ!)を買った覚えがあります。映画の内容そのものはありふれたというかかわいらしいティーンエイジャーの初恋(?)物語なんですが、ビー・ジーズの曲がいいんです。私の洋楽デビューはあまりに定番で優等生な答えですみません、ですが、このレコードと先輩にレコードもらったカーペンターズでした。(家ではおかんがけっこうビートルズを聞いていたのだが、自分から積極的に「聞いた」のはもっと後になってから)
 しかし、この年になって見ると、イギリスの町並みや文化という異国(特に西洋)にあこがれる気持ち、自分たちとさして変わらないように思える主人公たちの経済レベル、自分たちよりちょっとませてる男女交際事情など、あの当時の思春期の皆さんのハートを直撃する要素が満載ですなー。マーク・レスターがまた、わかりやすく外国の美少年だし。きっと公開当時は「こんな恋がしたーい!」と心をときめかせた娘さんたちが大量に出たことでしょう。(私はがさつな娘だったので、話そのものにちょー入れ込みってことはなく…)友人役のジャック・ワイルドもまた双璧をなす人気でしたし。
 主人公達が11才ってこともあり、するのもキスがせいぜいという控え目なラブストーリーは、今どきの若い衆には「けっ、お子さま」なお話でしょうか。年取って「かわいい」話では食い足りなくなる前に見るべき映画ではあります。